よわい63にしてNISAデビュー

新NISAというBIG WAVEに乗り遅れたくない、いままでは35年在籍した会社の持株会で自社株を積立購入してたが、コレは投資とは言えないです。何故なら銘柄を選ぶことができず会社に預金してるようなもんですからね。2019年に会社を退職し企業型確定給付年金(DC)の残高を楽天証券iDeCoに移管し「全米株式インデックスファンド」を選択、現在も運用してる訳だがコレも一括移管しただけで積立も買付もしてないので、運用してる実感はあまり無い。

還暦過ぎの無職なので積立金は当然貯金を取り崩すことになり、BIG WAVEを乗りこなせず飲み込まれるとかなりの痛手を被ることになる。なのでリスクは極力排除する必要があるので毎月の積立金は3万円、投資先は分散が効いて比較的安全とされてるeMAXIS Slim全世界株式(オルカン)を10年続ける方針。元本が360万円で利回り5%で運用できれば10年後のリターンは運用収益105.8万円でトータル465.8万円。う~ん、10年で運用収益105万円はちょっとショボい気がする。やはり毎月10万円、積立投資枠MAXの1,200万円積み立てれば運用収益は352.8万円でトータル15,528万円。投資(積立)は10年で止め、その後は定率で取り崩しながら死ぬまで運用し残金は子供に残せるのが理想なんだけどね。

カミさんもインフレ基調のなか老後資金が貯金だけでイイのか不安を持っており、我が家の家計で投資が可能なのか家族会議を実施。まずは現在の預金残高を確認、う~ん思ってたより少ない。まぁ~無職生活は既に4年目に突入しソコソコ貯金を取り崩してますからねー、年金フル受給できる65歳まで後2年この状態が続く訳で。ここからさらに貯金を投資に回すのはかなりリスキーな気もする。そもそも投資は年金では足りない生活費、いわゆる2,000万円問題を解決するための手段。ウチの場合、俺が65歳で厚生年金をフル受給できれば、俺の厚生年金+企業年金(終身)+カミさんの年金の合計は世帯年収400万円を超える。お互い70歳までは現在のパート、シルバーお仕事を継続予定なのでソレを加算すると世帯年収は約600万円。住宅ローンは完済しており教育費もかからない、お互いの趣味を楽しんでも年金+アルバイト代だけで十分生活していける。さらに貯金とは別に持株会で購入した株式が400株、現在の株価は14,000円位なので税引き後資産は480万円、iDeCoで運用してる全米株式インデックスファンドが約300万円。リスクを冒してまで投資する必要があるのか?ただ流行のBIG WAVEに乗ってみたいだけなのではないか?我が家の結論は貯金を取り崩す積立投資は行わないことに決定。

ただねー平穏なだけの老後生活はツマラナイ、刺激が欲しい。ワクワクする高揚感やヒリヒリする焦燥感を味わいたいんですよね。せっかく楽天証券でNISA口座を開設したことだし、我が家の貯金には手をつけず俺の隠し資金(約100万円)で成長投資枠の個別株に手を染めることに。失敗して100万円全額溶かしても家計にダメージはないし、俺は絶望感という人生最大のスパイスを味わうことができるしね。

投資信託ならS&P500とか全米株式とかオルカンなど海外株式一択なのだが、個別株となると海外の株式は敷居が高い。初心者向け投資入門書や日経新聞を読んで一から勉強するのもかったるい、なので自宅の近所にありよく利用する飲食店の株主優待(食事券)を目的とするのが一番わかりやすい。かつや(3085)とか日高屋(7611)とか鳥貴族(3193)とか餃子の王将(9936)とかサイゼリヤ(7581)とか、う~ん1日3食しか食べれず夜しか眠れないくらい悩む。俺はいま何を食べたい?俺の腹は何腹だ?井之頭五郎ばりに眉間にしわを寄せ熟考した結果、焼肉きんぐを運営する物語コーポレーション(3097)に決定。

1/30(火)に1株5,200円で200株購入、投資金額は1,040,000円、理論株価は4,285円だったりPBRが7.44倍で割高とか配当利回り0.57と低いとかいろいろ懸念点はあるがキャピタルゲインが目的ではないので無視。200株で食事券が年14,000円、配当金が年6,000円ゲットできシニア割適用後のきんぐコースが6.6回/年、プレミアムコースなら5.1回/年ただで喰える。う~ん、なんて魅力的な。ちなみに本日(2/1)の終値は5,280円、3日間の運用で既に16,000円のキャピタルゲインをゲット。

 

おしまい