2023 iDeCo運用実績公開

年末恒例のキラーコンテンツiDeCo運用実績公開がやってきました。恒例って言ってもまだ3回目だけど他人の運用実績って興味ありますよねー。今回は59歳で会社を辞め、iDeCoを始めた経緯を詳しく書いていく。35年在籍した会社の退職金制度は従来確定給付年金(DB)だったが、2012年ごろに確定拠出年金(DC)の一部運用が開始されDBとDCが平行運用されていた。なので会社は退職給与引当金の一部をDCの掛金として拠出し、社員は運用先を決定する必要があった。2012年当時は退職なんて先のことだしDCの仕組みも理解してなかったので適当に国債50%:国内株式50%にしてたように思う。

2019年になり会社から9月末をもってDBを廃止しDCに一本化すると発表があり、会社が負担していた掛金を社員が給与の一部から拠出することになる。拠出金の額は社員が自由に設定でき(上限はある)、会社はそれと同額をマッチングとして拠出。なので20~30代の若い社員で運用が巧くいけば5,000~6,000万円超の退職金ゲットも可能になるみたいな。ただ、当時58歳の俺は運用期間がほぼ無いため若い社員より不利益を講ずることになる。その救済処置としてDCに一本化された2019年10月1日に在籍してる社員の年齢に応じた給付金が退職金に自動加算されることになり、俺の場合は約600万円だった。まぁ~魅力的ですよね、何もせずに600万円もらえるんだから。

そこから真面目に確定給付年金(DB)と確定拠出年金(DC)の違いを調べ始めた訳だが、決定的な違いを発見してしまった。退職金を一括受取ではなく一部年金で受取る場合、DBは終身だがDCは18年の有期。う~ん、死ぬまでもらえる企業年金と78歳までの企業年金+600万円のどちらをとるか?う~ん夜しか眠れないほど悩みましたねー。当時、早期退職者の募集は行っていなかったが、60歳以降の再雇用を嫌がる会社は自己都合で早期退職する社員には最大1年分の基本給を特別加算するご褒美制度があり、俺は2019年9月30日に退職金+終身の企業年金+基本給12ヶ月分をゲットし会社を辞めた。

退職時点で2012年から会社の掛金で放置プレイしていた確定拠出年金DC(企業型iDeCo)の残高が約100万円あったが、60歳に到達してないので受取ることはできない。なので退職と同時に楽天証券に口座を開設し企業型iDeCoから個人型iDeCoへの移管手続きを開始、投資先はネット情報を入念にリサーチし「全米株式インデクスファンド」をチョイス。移管が完了したのが2020年3月でコロナ禍による全米株式暴落の時期と幸運にも重なり安く買う事ができた。その後は右肩上がりだったがFRB利上げやウクライナ戦争の影響で2022年末の残高2,101,353円は前年を下回ってしまった。さぁ~2023年はどうなったでしょうか?

おおおぉぉぉ~っと増えてる~!2022年末から715,626円も増えてる~!iDeCoを開始した2020年3月から累計で1,802,077円も増えてる~!はぁはぁはぁ~興奮してしまいました。俺は無職で収入がないので毎月の拠出はせず投資先の変更のみ可能な運用指図者。なので投資金額は移管した約100万円のみ、投資先の変更もせず何もしなかった結果、2.8倍ですから全米で働くプロレタリアートおよび経営者の皆さんおよび日本を円安に導いたキッシー、Good Job!ありがとうございますー。

2023年はいい気分で年を越せそうですね、さーて来年はどうなるでしょうか?FRBが利下げを開始し穏やかな景気後退の局面を迎え円高が進むと予想されてるが、まぁ~大丈夫でしょう。来年の大統領選でトランプが返り咲くのか、ウクライナ戦争が終結するのか、中国経済衰退の影響がどこまでおよぶのか、不確定要素がありすぎて考えても仕方ないしね。いままでどおりこれからも放置プレイを楽しめばいいだけ。

おしまい