ぶた肉ってイイですよね、正肉の旨みと脂身の甘みを同時に味わえタンパク質とビタミンB1に脂質と栄養バランスも最高、なにより安いし。他の肉も好きだが俺のツートップはぶた肉と羊肉ですね。俺のぶた好きの転機となったのは35年前に入社早々、福岡勤務を命ぜられたこと。当時の福岡はクサイ豚骨の臭いが街中に充満しており、東北出身で豚骨抗体ができていない身には食べ物の匂いとは思えず辟易したものだった。焼鳥屋にやきとりを食べにいっても出てくるのは豚バラ串、なんでやきとり食べに来たのに豚がでるのか不思議でしょうがなかった。その豚まみれの生活を2年続けた結果、豚骨抗体(ブタIgG)を獲得し現在に至る訳で。その愛するぶた肉のさらなる可能性を探るべくメスティン飯でぶた強化週間を勝手に実施したので、その成果をご覧いただきたい。(一部メスティン以外も含みます)
Day1:ぶた肩肉塩焼きご飯
ぶた肩肉焼肉用を下味をつけずチヌークフライパンでこんがりとイイ塩梅にソテーし、焼き上がりに塩と味の素少々にガーリックパウダーを振りかけできあがり。とにかくシンプルに拘った一品。ぶた肉の旨みと甘味がガーリック風味をまとい、白飯がススムメスティン飯。
Day2:カツ丼
鈍器の惣菜売場で購入した豚カツをスノピのアルミパーソナルクッカー(小)のリッド(蓋)を使いヒガシマル「ちょっとどんぶり」で煮込み、タマゴでとじる。炊立ての白飯にオンしてカツ丼のできあがり。煮汁を吸ったコロモがぶた肉のポテンシャルを引き出す一品。
Day3:ぶた生姜焼き丼
豚バラ肉をチヌークのフライパンで炒め、焼き目がついたらチューブのニンニクとショウガを料理酒で絡め、鍋肌から醤油を垂らしてちょっと焦がして生姜焼きのできあがり。ブロッコリーにマヨネーズをたっぷり擦り付け生姜焼きと共に食べれば、炊立ての白飯にこれ以上何を望むのかと思索する一品。
Day4:塩焼き柚子こしょう風味バジルを添えて
Day1のぶた肩肉塩焼きにひと工夫。塩で下味を付けたぶた肩肉にチューブの柚子こしょうをたっぷり擦り付けソテー、柚子こしょうの風味を活かすためガーリックは使わずフレッシュバジルを添えてさっぱりと。ゆず風味の辛味にバジルが香る和と洋がみごとに融合したモダンな一品。
Day5:豚バラカレーピラフ
カレーピラフは俺の鉄板レシピだが、ポークソーセージの代りに豚バラ肉で作ってみた。水加減し吸水させた生米にニンジンとタマネギのみじん切り、食べやすい大きさに切った豚バラ肉を混ぜコンソメキューブ1個、ケチャップ適量、カレー粉小サジ大盛りいっぱいで調味。炊き上がったら生のオクラをトッピングし黒胡椒をたっぷりかけてできあがり。いつもは蒸らしの段階でピーマンのみじん切りを加え半生の苦みをアクセントにするのだがピーマンがなかったのでオクラで代用。言わずもがなの間違いない一品。
Day6:鶴亀堂のはかた豚骨
自炊ばかりだとマンネリ化するのでプロの手による豚骨ラーメンが食べたくなった。とても美味しいが最近の豚骨ラーメンはまったく臭くないですね。本場福岡でも臭系は別枠にカテゴライズされており絶滅危惧種化が懸念されてるらしい。濃厚な豚骨スープをぶち込むと体のブタIgG抗体が喜ぶのがわかる一品。
Day7:かつやロースカツ定食
まぁ~最終日は豚肉の王道とんかつで〆る。豚肉の旨みと甘味を芳ばしいコロモの油のコクと共に味わうとコレでイイと思える一品。
おしまい