本日(10/16)は年に1回の聖地巡礼の日であり、聖地に足を踏み入れる前に恒例の儀式を行う必要がある。その儀式とは大宮ソニックシティー30Fのクリニックで執り行われる人間ドック。いつものとおり各種有料オプション検査は断わり、標準のバリウム検査はキャンセル、今年もバリウムヴァージンを守ることができた。だが、しかし今回の儀式にはひとつの試練が用意されていた。その試練とは「血中抗ヘリコバクターピロリIgG抗体検査」50才以上の日本人は70%以上が感染していると言われるピロリ菌の有無を調べてくれるらしい、無料なので敢えてこの試練を受け入れる。まぁ~私も井戸水世代で実家は上水道だったが近所には井戸が存在しており、近所のお兄ちゃんとキャッチボールした後に井戸水を飲んでいたし、井戸水で冷やした路地のトマトを食べて育った世代。ピロリを飼っててあたりまえなのだ。
一通り検査が終了し最後に医師によるファーストインプレッション、正式な診断ではないが出揃った各種結果を見ながらの問診。γ-GTP(がんまじーてーぴー)が要再検レベル、他は中性脂肪と尿酸値が高いと厳しい指摘、だがここまでは想定の範囲。最近一番気になっている血糖値は問題なし!あぁ~良かった、この歳になると糖尿病が一番怖い。そして最後の試練であるピロリ菌の有無だが........。まぁ~ここでは敢えて書くまい、意外な結果でした。
体中の検査を行い身を清め儀式は無事終了したので巡礼のため聖地に向かう。その聖地とは大宮駅東口に建立された「いづみや本店」、かのカースト上位の吉田類やなぎら健壱も巡礼に訪れるまさしく聖地!AM11:40に聖地のノレンをくぐり、長テーブルの一角に安住の地を求めることができた。
既に8匹のロンリーウルフがほど良い間隔で長テーブルに取りつき、供物を箸でつつきながらお神酒を捧げている。団体客はおらず全員がロンリーウルフであることが聖地に秩序と静謐さをもたらしているようだ。9匹目のロンリーウルフ(私のことですね)は瓶ビール大(510円)と串カツ(360円)をオーダー。
瓶ビールは「サッポロ赤星」いゃ~嬉しいですね。苦くてコクが深いビールを一気に咽喉に放り込む、ゴキュゴキュどゎ~旨い!儀式の後のアルコールは絶品ですね。串カツは揚げたて熱々に卓上のウスターソースをたっぷりかけて辛子と共に齧り付く。豚肉の旨味とネギの甘みに焦げたパン粉の芳ばしさと揚げ油のコク、ウスターソースのスパイシーさと辛子の香味が舌の味蕾を震わせる。
ビールの次は梅割り(220円)と肉豆腐(250円)をオーダー。梅割りは一升瓶から既に調合された黄金色の液体をトクトクと聖杯に注いでくれる。聖杯を持ち上げると貴重な液体が零れてしまうので、口で聖杯を迎えにいきひと口啜る。梅の香りとタンニンを思わせる渋さに焼酎の苦さが相まって口中がさっぱりと引き締まる。いゃ~ロンリーウルフが昼から飲む酒の理想に近い、良くできたカクテル。肉豆腐は濃い目の醤油味が沁み込んでおり熱々で美味しい。
2杯目の梅割りとらっきょう(200円)、甘らっきょうの甘さを梅割りの渋苦さで洗い流す。こんなつまみと酒を昼から飲っている俺ってカッコいいと思う。PM12:20に会計(1,510円)し滞在時間40分で聖地巡礼を完了。来年の巡礼が今から楽しみだ。
おしまい