2018 聖地巡礼@大宮いづみや


今年もやってきました、1回/年の聖地巡礼。なぜ「大宮いづみや」が聖地に認定されたのか既に記憶が定かではないが、1箇所くらい1年に一度訪れルーチンをこなす場所があるのもイイですよね。なのでいつものとおり巡礼前のお清めの儀式(人間ドック)を。昨年までは大宮ソニックシティ30階の「大宮シティクリニック」で儀式を執り行っていたのだが、平成最後の今回は「大宮アルシェクリニック」に会場が変更。まぁ~会社指定のクリニックが大人の事情で変更になったので仕方がない。いつものとおり58年守りとおしたバリウムヴァージンを死守するため「バリウム検査」不要の申し出を行ったところ、まさかの回答保留の措置がとられた。医師の診断を受けないとバリウム検査未実施の判断ができないとの事。う~ん、58年守りとおした操が蹂躙される危機なのだろう。順調に検査をこなし医師との問診、ここでもバリウム検査の必要性をコンコンと説かれたが、胃にピロリンがいないのは判明しているので俺の意思は貞操帯より強固、なので断固として拒否。ふぅ~操を守りとおしたぜ。

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AM10:30に幾多のl困難を乗り越え聖地「いづみや」にたどり着く。会社員や学生が行き交う大宮駅東口の正面に聖地の入り口が2つ、右が「本店」左が「第二支店」どちらか決めるのは俺ではない。眼を閉じ天の声に耳を傾け導かれるままふらふらと「第二支店」に入店。

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大宮のロンリーウルフ3匹が奥行きが短いカウンターに取り付いて聖杯を傾けている。奥のコの字型祭壇にも何匹かいるようだが、ココからは見えない。まぁ~俺も含めスーツ姿のロンリーウルフはいないようだ。灰色の作業着こそがこの聖地の正装なのだろう。

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最初の聖杯はサッポロ「レッドスター大瓶 510円」に決まっている。熱処理されフレッシュさはない古臭いビールだがトラディッショナルな苦みとコクこそが一杯目に合い相応しい。昨晩から何も喰っていない空きっ腹に染み入るようだ。まさに聖地のご褒美ですね。

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聖杯のアテは6年連続の「串カツ 360円」ビールには串カツですね、ウスターソースをダラダラとかけカラシを擦り付けて喰う。サクッとしたパン粉の芳ばしさと揚げ脂のコクに、豚肉の旨みとネギの香味をウスターのスパイシーさとカラシの刺激が包み込む。口中が串カツに満たされたところに冷えたレッドスターを流し込む。美味しい脂とコクが心地よく押し流され、ホップの爽やかさとウスターのスパイスが鼻腔から喉元に余韻を残す。う~ん間違いないです。

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次はいよいよ聖地の黄金水と言われる「梅割り  220円」オーダーすると熟女の店員さんが一升瓶からトクトクトクと注ぎ込んでくれる。では、飲んでみます。程よく冷えた黄金水はギュッとしたタンニンの渋みと焼酎の苦みが絶妙のバランスで、飲み込むと梅の香りが漂う。う~ん、コレは大好き、家でも飲みたい。

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梅割りのアテは聖地の名物でもある「モツ煮 170円」具材はモツとこんにゃくのみ。スッキリした味噌味でモツの旨みがシンプルに味わえる。コレが170円とは素晴らしいですね。

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2杯目の梅割りは「レバ焼き 350円」で。本店のレバ焼きは甘みの強いみたらし系だったが、第二支店の醤油ダレは程よい甘辛さでGood!レバが微妙にレアっぽく口中でトロリと溶け、レバ特有の血生臭いコクが美味しいですね。渋くて苦い梅割りにとても合う。

AM11:15、お会計は1,830円。決してリーズナブルではないが妥当で納得できるお値段ですね。滞在時間は45分、昼酒は1時間以内に切り上げるのがロンリーウルフの美学。平成最後の聖地巡礼も無事終了。来年の今ごろ俺は会社を辞めているはずなので、ひょっとしたら生涯最後の巡礼かもしれない。平日朝から酒を求める社会不適合者にしてアルコールジャンキーのロンリーウルフの聖地として、ここ大宮駅東口の地に永遠に存在し続けてください。「いづみや」いままでありがとう、あなたに私は救われました。

おしまい