メスティン 春のタコ飯

本日(3/4)はAM7:00に起床。目覚めのアサヒOFFを飲みながらTVニュースショーを視聴。なんかオリンピックが終わってから此れと言ったニュースはないですね。なのでTVをBGM代わりにネットブラウジング。するとみずほ銀行の悪評高いシステムが2018年6月11日より、順次新勘定系システムへ移行を開始するとの報道が。

2002年4月1日
みずほ銀行のシステムは第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3社が統合された初日の2002年(平成14年)4月1日にATM全面停止、振込および引落しが行われない等日本金融市場稀に見る大規模障害を引き起こし、システムが増強された5月までほぼ全ての業務を人海戦術の手作業で行うという地獄絵図を出現させた。原因は当初、第一勧銀(富士通)のシステムに統合するはずだった勘定系を、各行の縄張り意識と取引ベンダー(富士はIBM、日興は日立)への忖度から各工程をそれぞれのシステムが担当するリレー方式を採用。その結果、システム間連携に大量のバグが発生。まぁ~マルチベンダーは仕様の擂り合わせが難しいし、責任の所在がはっきりしないためとびきり優秀なPM(プロジェクトマネージャー)がいないと破綻は眼に見えてますからね。

2008年12月15日
三菱東京UFJ銀行は2008年12月15日、旧東京三菱銀行と旧UFJ銀行の2系統に分かれていた勘定系システムを完全統合した。これにより、すべての店舗で同一の商品・サービスを提供できるようになった。2004年7月の経営統合発表から4年半。総費用3300億円、開発工数14万人月に及ぶ大規模プロジェクトが完了したと発表。

2011年3月15日
みずほ銀行の2回目の大規模障害は東日本大震災直後の2011年3月15日未明、義援金受付口座の振込件数が閾値を超えてしまい、バッチ処理が予定時刻までに終了せず約38万件の処理が積み残された。結果オンラインシステム起動が遅延し、積み残しが更に増えるという悪循環に陥り、2002年と同様ATMや振込・引落しができなくなり復旧作業は3月24日まで9日間にも及んだ。結局、初回の障害2002年の復旧は恒久ではなく暫定対策でありシステム閾値の見直しすら行っていなかったメガバンクとは思えないお粗末さであった。

2012年11月
システムを刷新し新勘定系システムの開発と2015年度からのシステム移行を発表。総額4000億円を超える類を見ない大規模プロジェクトで大手4社(富士通IBM、日立、NTTデータ)に発注を分散させ技術者を確保するとの内容。

2014年2月
みずほフィナンシャルグループは2016年春に予定する、みずほ銀行の勘定系システムの統合を約1年間延期する方針を明らかにした。想定より設計・開発に時間を要しており、「大規模なプロジェクトなので、安全性の観点から慎重な対応を採ることにした」と発表。過去2度の障害を引き起こし2014年時点でも稼働している旧みずほのシステムは1988年に稼働したものらしく老朽化が激しいうえに追加開発を重ねてきた結果、柔軟な保守開発や障害発生時の切り分けが難しくなっているとした。

2014年11月
三井住友銀行は2014年11月25日に最後の支店グループで新システムへの移行を終了して、2009年の合併合意から5年をかけたシステム統合が完了しました。旧中央三井信託の勘定系をアップグレードし、158支店を5ブロックに分割して、5月7日から順次移行を行ってきました。最後の11月25日に移行を終えて2週間経ちましたが、大きなトラブルもなく、無事に業務を遂行しているとのことです。

2015年1月
みずほ総研が以下のスキル条件で求人(130万円/月)を行っていることが判明。
・大手ベンダーをプロジェクトマネージャとしてのベンダーに適切な指示をし
 成功に導いてきた実績(必須)
・問題解決力に長けていること(必須)難易度の高いマネジメントの経験
・統制がとれていない現状から、マネジメントの基盤を作りプロジェクトに浸透
 させるためタフなメンタルが必要
プロジェクト発表から既に3年経過しており、この段階でまさかのプロジェクトマネージャーの募集。この頃からネットでは「下請けは9次まであり、最下層の技術者は時給850円のIT土方」とか「永遠に完成しないIT業界のサグラダファミリア」とかボロクソの言われよう。

2016年8月
みずほ銀行が4年の歳月を費やしてきた次期勘定系システムの開発プロジェクトが、大詰めを迎えている。「開発完了」を掲げる2016年12月まで残り半年となった6月14日、結合テストの終了と総合テストへの移行を役員会が承認したと発表。

2016年11月
みずほフィナンシャルグループ(FG)は2016年11月14日、2017年3月期の中間決算を発表した。会見の席上で同社の佐藤康博社長は、2016年12月の開発完了を目指していた次期勘定系システムについて、「一部の開発完了確認が数カ月遅れる」ことを明かした。

2017年7月
みずほ銀行が構築している新しい勘定系システムについて、2018年秋にも切り替えを始める方向で検討していることが分かった。全国の店舗のATMなどを複数回に分けて、現在のシステムから新システムにつなぎ替え、2019年末までに切り替え完了をめざす。2011年の東日本大震災の直後に引き起こしたシステム障害から6年、稼働時期が初めて見えてきた。

2018年2月
2018年6月11日より順次、次期勘定系システムへの移行を開始することを発表。次期勘定系システムへの移行は、「みずほ銀行」と「みずほ信託銀行」の既存の勘定系システムを、新たに再構築したシステムに一元化するものであり、顧客へのサービスや利便性の向上を一層進めていくこと等を目的とするものとした。でも、まぁ~2012年時点で2015年度からのシステム移行を目指す総額4000億円の大規模プロジェクトとしていたものが、今後順調に逝っても当初稼働予定から4年遅延してる訳で、その間の体制維持を勘案すれば開発費総額は7000億円を超えるであろう。みずほ銀行がバブル入行組を中心に19,000人規模のリストラを敢行するのも頷けますね。

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これが発表された移行の工程表。2018年6月から2019年2月までにオンライン停止を8回行い、機能ごとに移行していくらしい。最終移行日は2019年度上期としか発表されておらず最終稼働日は未定のままのよう。まぁ~サービスの停止を最小限に抑え移行することの困難さはシステムを齧った人間ならだれでも骨身に染みているが、これは長すぎないですかね?移行各フェーズ終了ごとに整合性のチェックを慎重に行うのだろうが、我が身に置き換えると「探さないでください」とメモを残し失踪するレベルですね。死者だけはださないよう乗り切って欲しいものだ。なのでみずほ銀行をメインバンクにしている方は、2018年6月以降はできるだけ現金を多めに手元に置いておくべきで、取引した際は通帳の記帳を必ず確認するなど自衛策は必要でしょうね。そんな我が家のメインバンクもみずほ銀行なのだ。まぁ~そん時はそん時と言うことで。

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アサヒOFFを飲みながら朝食の準備にとりかかる。メスティンに無洗米つや姫0.5合(75g)と水と白だしを合計120ccになるよう調整し30分吸水させる。ぶつ切りのタコを配置したら中弱火で沸騰させ吹いてきたら極弱火にし7分炊く。水蒸気が納まりパチパチ音がしてきたら火から降ろし10分蒸らしタコ飯の炊き上がり。

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ほんのりピンク色のご飯に青ネギをハラハラと散らすと、如何にも春っぽい彩合いの春のタコ飯の完成。

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木のスプーンでメスティンの底からかき混ぜ水分を飛ばしパラリとさせる。白だしのカツオ節とネギの香味がぷ~んと香り食欲を刺激する。早速スプーン一杯のタコ飯を頬張ればダシの風味が染みたご飯に歯応えの良いタコは噛みしめるとジュワっと甘いタコ汁が湧き出してくる。タコはモロッコ産なので旬とか関係ないだろうが、やはり春に食べるべき炊き込みご飯ですね。やけに旨いです。

おしまい