2013年末年始は久しぶりに帰郷、美味しいです。

■2013年12月31日

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年末年始は東北地方某県の実家に帰郷。大晦日だが特にやることも無いので実家のおばあちゃんのママチャリを借り近所をポタリング。なんとなく神社に向かう、この神社は元文5年(1740年)に再建されたもので県内では安産の神様として知られており、昔は遠方から安産祈願に訪れる参拝客が大勢訪れたと聞いている。現在は正月三ヶ日の初詣以外はひっそりとした人気(ひとけ)の無い場所だ。

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社殿の天井付近には鳳凰をセンターに獅子が2対睨みを利かせている。じっくり観察するといずれも1つの木片から削り出されており、とても人間技とは思えない精緻さで21世紀にやっと実用化された3Dプリンターに匹敵する造詣。昔の日本人はすごいですね。

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社殿の隣には神主一家の住居が昔(私が幼稚園の頃)から変わらず建っており現在もここで暮らしているようだ。重厚な屋根瓦と一面ガラス戸の木の家で、夕暮れ時に白熱灯のオレンジ色が室内を照らしていたらそのまま「千と千尋の神隠し」の世界のよう。

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住居を横から眺めるとこんな感じ、旧い木枠のガラス戸と室内の障子戸が清潔な静謐さを醸し出し思わず見惚れてしまう。かなり老朽化は進んでいるようだが、なんらかの行政の援助によりこのまま残して欲しいものだ。

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昼食はなにげに食べログポイントが高かった駅前の「○竹食堂」で中華そばと半かつ丼の「Bセット 800円」をオーダー。「○竹食堂」も昔から駅前で営業している食堂だが入店は初めて。まるで純喫茶のようなテーブルと椅子で昔ながらの中華そばを啜ります。スープは鶏ガラと節系の合わせダシで特筆すべき特徴は無いが美味しい醤油スープ、珍しいのは紅ショウガの輪切りが一片トッピングされておりその付近のスープは紅ショウガの風味が混ざり、これはこれで受け入れ可能。麺は低加水麺で昔ながらのモソモソだがコシがある食感で好ましい。トッピングはチャーシューとメンマ、ネギだけのシンプルさだがかつ丼と居酒屋の「白菜のオシンコ 350円」一人前に匹敵するボリュームの白菜漬けが脇を固めトータルとして満足度は高い。

■2014年1月1日

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東京に住んでいる姉夫婦がおせち料理を作ってきたので、元旦の朝は豪華で華やかな食卓になりました。朝から芋焼酎のお湯割りでお煮つけ、ニシン昆布まき、エビの旨煮、数の子紅白なますを味わいます。通常の正月は餅のオンパレードなのだが今年の元旦は芋焼酎が進み美味しいです。ひと通りおせちを味わった後は、あんこ餅、くるみ餅、納豆餅、雑煮で締めくくりお腹いっぱい。

昼飯は喰わずに酒をちびちび飲りながらTVの正月特番を観て、たまに炬燵でウトウト昼寝して過ごす。いゃ~まさに絵に描いたような正しい日本の正月だ。昼飯は喰わないので早めの夕食をいただく。

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前菜は「カプリ風トマトとモッツァレラチーズのサラダ」。濃厚なモッツァレラチーズとフレッシュなプチトマトを荒挽き黒胡椒とオリーブオイル、バジルの風味でいただきます。マスプロダクツの量産型ではないオリーブオイルが際立ち美味しいです。前菜もう一品は「フレッシュな柿に生ハムを添えて」柿の優しい甘みに生ハムの塩気とコクがよく合います。ワインはカリフォーニア産の赤ワイン「レッドウッド カベルネソーヴィニヨン2012」。程良いタンニンと果実味が重めのボディーでありながら嚥下した後に漂うのは爽やかなベリーの余韻。

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前菜の次は「マグロのカルパッチョ」義兄がジギングで釣り上げた新鮮なマグロを野菜と共にオリーブオイルとバルサミコでいただきます。マグロの旨味がバルサミコの酸味で際立ち、最後に残ったオリーブオイルの風味をワインでリフレッシュ。ここで「ポテトとレンコンのクリーミーグラタン」が登場。ポテトのホックリした食感にレンコンのサクサクとホワイトソースの焦げた部分の香ばしさが最高。

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パスタは「トマトソースのケッパー風味パスタ」ケッパーとトマト2種類の酸味が胃にもたれずブラックオリーブのビターな味わいも良いアクセントとなり、パルメザンチーズをたっぷりかけていくらでも食べれます。

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デザートは義兄が焼きあげた「ブラウニーのベリー添え」濃いチョコ味のブラウニーに程良い甘さのホイップクリームをトッピングしベリーと共に味わえば、普段デザートを喰わない私でもデザートの存在意義を再認識することができた、とっても美味しい。コーヒーは「ネスカフェゴールドブレンド」だが濃い目のブラックに淹れればまったく問題なし。いゃ~元旦からイタリアン!堪能しました。

おしまい