私が選んだ自転車は何故ビアンキアンコラだったのか

ブログを開始してほぼ2ヵ月が経過。投稿数はそれなりに増えているが正統派自転車ブログとしては自転車に関しての考察が足りていない、いやまったくZERO皆無である。この辺でブームと言われて久しい自転車に関する考察を開示し、己の立ち位置を明確にしておくことも意味が無いとは言えなくも無いのではないか(考察は言い回しがくどい)。これから拙ブログを参考とし自転車を購入される方のケルン(道標)となるべく正しい独断と思い込みを記します。
 
【考察その1】 自転車のジャンルについて考察
 
2012年7月現在、漠然と自転車を購入したいと思われている方が実際購入されるジャンルは以下のとおりと推定される。ただし所謂ママチャリ購入希望者は拙ブログの読者の範囲外との前提を置き除外する。
クロスバイク                            50%
ロードバイク                            20%
・マウンテンバイク                      10%
・ミニベロ                                 10%
ランドナー/スポルテーフ             7%
値段が手ごろ(5万円前後)で、ほぼ全てのナショナルブランドが参入しており、自転車に興味があるがママチャリではないだろうと言う最大ボリュームを掴んでいるクロスバイクが半数を占めているとの考察に異論をはさむ方はいないと思う。クロスとロードの違いは見た目ハンドルがフラットかドロップかとタイヤの太さだけです。なのでブームだし健康にも良さそうだし、ついでに通勤にも使えるしと、まさに選びやすいジャンルでメーカーの販売戦略とも一致している。

次にロードバイクである。わかっている自転車乗りはロードを選ぶであろうと考察する。何故ならママチャリの対極に存在する自転車だからである。クロスバイクの汎用性をもそぎ落とし、荷物は積めない、駐輪ができない(スタンドが無い)、ペダルに靴が固定される、歩道を走行すると白い目で見られる、スーパーサイヤ人のようなヘルメットをかぶっている等・・・・・ママチャリの真逆にいるストイックな方々が20%存在する。

次にマウンテンバイクだが、考察の範囲に小中学生も含めれば比率は上昇すると考察されるが経済的に独立した層を対象とした場合、10%が妥当との考察に達する。ミニベロは熱狂的でコアなファン層が存在し、アレックスモールトンを筆頭にロードバイクより高価なプロダクツが多数存在する特異なジャンルである。またロード乗りの3割程度がセカンドバイクとして所有しておりわかっている乗り手が選択するカテゴリと考察する。

上記以外の好事家がランドナー/スポルティーフに流れてくるんですね、わかっているけど更にちょっと凡庸とは違うセンスをもっていると自負し、機能より様式にこだわる小金持ちでメンドクサイ奴が選ぶジャンル.。
 
【考察その2】 何故、私はランドナー/スポルティーフを選んだのか
 
小金持ちのメンドクサイ奴だからです、以上。
おっと正統派自転車ブログの考察であった。私は購入する以前からロードかランドナー/スポルティーフにジャンルを絞りこんでいました。理由は【考察1】に記したとおり一応わかっておりママチャリと対極に属した考えを持っていたから。この時点でロードかスポルティーフかの二者択一となるが私は消去法でスポルティーフを選んだ。何故ロードは消去されたのだろうか?
 
遅いロード乗り = カッコ悪いからである
 
ロード乗りは早くてナンボであると私は考えている。これは私の感性なので他の方と相容れない部分があることは承知している。平均速度やケイデンス、走行距離に目標を置き自己の能力向上に精進しているロード乗りもいるし、単純にロードバイクの軽快な乗り心地を楽しんでいる方がほとんどだと思います。しかし自分のブログなので感性のまま考察しています。
ロード乗りは抜かれたら抜き返す気概が必要だ。デ・ローザやピナレロの超高級フルカーボンに乗ってレーサーレプリカのユニフォームにアイウエアを決めていても遅ければカッコ悪い。私は負けるのは構わないがカッコ悪いのは許せないのである。レーニングを積み自身が早くなることは最初から想定していないのでロードは即刻消去した。
 
【考察その3】 何故、私はビアンキのアンコラを選んだのか
 
ランドナー/スポルティーフ絶滅危惧種であったが民主党野田政権の手厚い保護政策が実を結び、最近ちょっと復権の兆しがみられる。自転車関連月刊誌も以前はロード一色だったが季刊誌でツーリング系も見かけるようになってきた。私がアンコラを購入した2008年当時、同ジャンルとして購入可能だったのはこんな感じ。(アスペクト比が若干変ですが気にしないでくださいね)
 
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ほかに丸石エンペラーもありましたが適切な画像ファイルが見つからないため割愛する(ごめんね丸石さん)
左上からビアンキ/アンコラ、真ん中がラレー/クラブスペシャル、右はじがDAVOS/603ランドナー、左がアラヤ工業/スワローランドナー値段的には120,000円~160,000円。今あらためてみると全部、特にラレーが超~カッコいいです。でも私が選んだのはビアンキ/アンコラ、それは何故なのかがこの無駄に長い考察の着地点なのである。
 
決め手はチェレステカラーです。
わかっている人にはこれだけで説明は十分でしょう。最初にアンコラをネットの通販サイトで見たときチェレステカラーに眼が釘付けとなり、自分が乗る自転車はコレだっと確信しました。チェレステが何かわからない凡庸な方はウィキペディアで調べてください(考察は傲慢なのであった)チェレステはビアンキがその存在をかけ創業時から守ってきた価値、ルールです。サイクリングロードですれ違っただけでビアンキだとわかる唯一無二のプロダクツデザインであり、私の嗜好に一致しているのだから選ばない理由が見つからない。
 
【考察その4】 自転車はネットで買ってはいけないのか
 
私はアンコラもリオネルもネットで買いました。しかし、わかっている人ほど自転車はネットで買ってはいけないと言います。その論拠として自転車は継続的なメンテナンスが必要であり、リアル店舗の担当者と友好な関係を築いておかないと相談やメンテナンスができない、よって自己完結できない素人ほど、ネットではなくリアル店舗で購入すべしとの意見です。
 
まったくもってそのとおりだと思います。
 
でもね、ネットで見つけた自分にとってカッコイイ自転車が、ましてやスポルティーフが近所のリアル店舗に置いてある確率はZEROです。遠方の店舗まで探せば確率は高まりますが、気軽に相談やメンテを依頼できると言うメリットが無くなってしまう。リアル店舗で取り寄せる手段もあるが初見の客が買うかどうかわからないけど、とりあえず現物を見たいと店側に取り寄せをさせておいて、結果購入を見送ることができるだろうか?小心者の私にはできない。リアル店舗で買うと言うことはブランドと予算はなんとなく決めているが他は店の在庫の中から店員の薦めるものを買うと言うことである。これでは自分にとって本当にカッコイイ自転車は手に入らない。
 
であるならネットで買えばよいのである。
 
サイズ違いや初期不良は堂々と交換を要求すれば良いわけで、馴染みのないリアル店舗担当者に面と向かって接するより、メール連絡で済むネットのほうがよっぽど気が楽である。経験上、ネットで購入したアンコラの修理や部品交換を近所のリアル店舗に依頼しても、対価さえ払えば問題なく対応してくれます。店舗担当者とコアでお宅的な関係を構築したいのでなければ、ネット購入で問題無いと拙ブログは結論をだし無駄に長い考察を終了することにする。