アンコラ 清水公園に梅を見に行く

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先週末、昨日は爆風が吹いていたので自転車はお休み。上り坂が大好きなヒルクライマーといわれるマゾ系カテゴリーがロード乗りのあいだで確立されているのは知っているが、アゲンストアタッカーとかはいないのか?向かい風が大好きで風速15メートル以上を下ハンで抵抗を減らし喜悦の笑みを浮かべ突き進むロード乗り。
私は居酒屋の小便器の前に貼ってある親父の小言にも『風の強い日は遠出はするな』とあるとおり、風の強い日は自転車はお休みし、風速5メートル以下予報の本日(3/3)、野田の清水公園に向け江戸川CR左岸を北上。しかし予報に反する強い向かい風でヒィ~ヒィ~言いながらなんとか利根運河入口にたどり着きひと休み。

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このまま野田に向かうべきか名誉ある撤退をすべきか、森田健作千葉県知事候補のポスターの前で写真を撮りながら考える。森田健作主演の『俺は男だ』をリアルタイムで見ていた世代なので授業中でも剣道着を着て竹刀を持って『よしかわく~ん』と叫んでいた彼のポスターを千葉と埼玉の県境の寒々しい公園で鑑賞するというのも変な感じ。選挙ポスターなのでシワと顔色が修正され目も若干パッチリしており、禿頭の対立候補の横で不自然な笑顔を浮かべている。思わず、森田!これでいいのか?これがお前のやりたかった事なのか?と、余計なお世話とわかっているが語りかけずにいられない。

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千葉県民に代わり県政を憂いていると、知らないおっちゃんが話しかけてきた。公園の東屋に自転車乗りが休憩していたのはわかっていたが、そのおっちゃんがアンコラを指差し『これはスポルティーフですか?』と聞いてきた。私も愛想良く『そうです、ビアンキのアンコラです』と答えつつおっちゃんの自転車をチラ見する。700Cより小型でクラシックな印象は受けるがなんだかよくわからない。サドルはブルックスのB17か?とかカンチブレーキはマファックか?とか亀甲の泥除けは本庄製か?とかそっち方面にかなり詳しい。そこでおっちゃんの自転車の素性を聞いたところ『片倉シルク』との回答。片倉シルクと言えば旧式クロモリ乗りにとっては東叡ランドナーと双璧をなすトラディショナルな由緒正しい自転車。『へぇ~初めて見ました、すごいですね!』と素直に驚嘆と尊敬の眼差しをおっちゃんに向け、写真に撮ってもよいか聞いたところ快く許諾してくれました。オリジナルパーツはフレーム、ステム、フロントホイールとリム、リアディレイラーくらいらしい。でもよく整備されておりおっちゃんの愛情が伝わってくる逸品でした。おっちゃんも江戸川CRがホームらしいので、またどこかで逢いましょう。

おっちゃんと話し込んでいる間に風が若干弱くなった。ここから野田橋まで6Km位なので初志貫徹することに。野田橋でCRをOUTし、流山街道を北上し清水公園に到着。

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ところが、未だ3分咲き。清水公園公式HPでは梅祭り開催中となっているが、特に垂れ幕も看板もなく寂しく梅がちょぼちょぼ咲いている。はっきり言って主催者側の熱意が伝わってこず、来園者もまばら。

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ちなみに上の写真は2011年2月27日の清水公園。やっぱり今年の冬は寒いのだろうか。
さて清水公園は早々に引き上げ、昼食を食べに行くことに。本日の昼食は『ラーメン爺』の醤油ラーメンに決めていた。野田橋を右折し清水公園に来たが、橋を左折すればラーメン爺はすぐそこなのだ。

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前回は土日限定の煮干ラーメンを食したが、後半煮干の匂いが鼻についてしまい旨いのだが飽きがきたというか、失速してしまった。なので今回は普通の醤油ラーメン(600円)とラーメンとセットで頼めば100円のチャーシュー丼をオーダー。チャーシュー丼は家庭のご飯茶碗の大きさで特に量が多い訳ではない。ほど良くタレの絡んだチャーシューの細切りがたっぷりのかっており、ネギと海苔がトッピングされている。甘味はあまりなく醤油味の効いた味付だがネギがいい感じでアクセントになっており、余分なタレがご飯に染み込むこともなくさっぱり美味しい。醤油ラーメンはカツオとサバ節の出汁が濃厚。濃く煮出されたカツオ節の出汁は一瞬酸っぱいと舌が感じるほどである。煮干ラーメンは煮干の風味が前面にでており節系の味は後方に隠れているが、この醤油ラーメンは煮干の風味が無いかわりカツオ節がストレートに最前線に陣取っている。個人的にはこの醤油ラーメンのほうが好きかもしれない。美味しかったです、ごちそうさま。また来ます。

おしまい