【令和5年】確定申告完了

令和5年度の確定申告に必要な書類が揃ったので、e-Taxにて確定申告を行うことに。俺の収入は前年とほとんど変わっていないが、カミさんの年金受給が開始された。このカミさんの年金受給がどの程度影響があるかが注目ポイント。

1. 企業年金から源泉徴収されている所得税の全額還付

2. 住民税非課税に認定されること

3. 国民健康保険料の均等割り2割低減の獲得

上記3点を勝ち取ることが最低条件だが、1.と2.は余裕でクリアできるはず。問題は3.の国民健康保険均等割り2割低減、世帯所得合計が101万円以下なら5割低減、150万円以下なら2割低減なのだが、5割低減は流石に無理で2割低減は微妙なライン。所得税や住民税の算定基準となるのは課税所得なので、iDeCoや生命保険料控除、医療費控除をフル活用すれば税金を下げることは可能。だが、国民健康保険料の算定基準は課税所得ではなく所得なんですね。収入から控除できるのは公的年金控除(60万円)とシルバー配分金経費(55万円)しかないので、所得を減らすには収入を減らすしか方法がない。国民健康保険料を低く抑えたいから収入を減らすでは本末転倒になってしまう。まぁ~、IgA血管炎で大学病院に定期的に通院しており国民健康保険の恩恵はだいぶ受けてるので、2割低減を勝ち取れなくても文句はないけど。

確定申告書等作成コーナー」にアクセス。マイナンバーカードを挿入し4桁の暗証番号で電子認証したらまずは「収入金額の入力」を行う。「雑所得」の「公的年金」に企業年金の総支払額と源泉徴収額を入力。「雑所得」の「業務」にシルバー配分金805,400円と「必要経費」に550,000円を入力。「所得金額」は企業年金の総支払額から公的年金控除600,000円が差し引かれた金額とシルバー配分金の所得となる255,400円(805,400円 - 550,000円)が自動計算される。次に「所得控除の入力」から「社会保険料控除」105,700円と「生命保険料控除」からがん保険の申告金額を入力。「配偶者控除」から103万円以内に抑えているカミさんのパート収入(給与所得控除55万円が控除できる)と新たに発生した年金額を入力。年金額は公的年金控除額(65歳以上は110万円)を下回っており、カミさんの所得は48万円以下。想定通り「配偶者控除」380,000円を獲得し「基礎控除」480,000円と合算すれば「所得金額」を上回っておりこの時点で課税所得は0円に。なので社会保険料や生命保険料など控除金額を入力する必要はないのだが、とりあえず入力しておく。課税所得が0円なので「1.企業年金から源泉徴収されている所得税の全額還付」と「2.住民税非課税に認定されること」はクリアー。世帯所得合計金額は計算の結果、おそらく120万円程度と思われるので「3.国民健康保険の均等割り2割低減」もイケてるはず。ちなみに還付される所得税はシニア割適用後のきんぐコースが28回喰える程度の金額、所轄税務署にe-TAXの機能で送信し確定申告は終了。

今回はまだやることがある。昨年、父親から国産高級車が買える程度の生前贈与を受けたので贈与税申告を行う必要がある。生前贈与は税務署にバレない可能性もあるが、万が一バレた場合、本来の税金の他に無申告課税と延滞税が加算されるのでやっといた方が安心ですよね。e-TAXのメニューから「贈与税申告」を選択、贈与税申告には2種類あり「暦年贈与」か「相続時精算贈与」のどちらかを選択する必要がある。この選択が後の人生を決定すると言っても過言ではない重要な選択なのだ。「暦年贈与」は中古軽自動車が買える程度の贈与税を支払い全てチャラにする方式、「相続時精算贈与」は贈与金額を相続発生時の相続評価額に加算する先送り方式。法定相続人が3人の場合、相続評価額4,800万円以内なら相続税はかからないが、「暦年贈与」を選択していた場合、払った贈与税は還ってこない。「相続時精算方式」なら国産高級車1台分の贈与金額を加算しても4,800万円を超えなければ贈与税は0円。田んぼから宅地転用し地元スーパーに貸してる土地の評価額を見誤ると相続税を支払うはめになり、税理士費用も発生してしまうのでここは慎重になる必要がある。実家から固定資産税の明細を取り寄せじっくり検討した結果、まぁ~大丈夫だろうと「相続時精算方式」をチョイス。

贈与税申告は初体験だが「相続時精算方式」はとても簡単。贈与者(父親)の個人情報と贈与金額、贈与が発生した年月日と場所を入力して完了。贈与税が0円になってることを確認し送信。

おしまい