2023初夏おやじ温泉旅行@会津若松東山温泉

6/11(日)午前8時、HMNや改めわがまま会のおやじ6名は会津若松に向け旅立った。スマートICから常磐道にINしいわきICで磐越道にSWITCH、会津若松ICでOUTし喜多方ラーメン発祥の店と言われる源来軒に到着。9年前に一度訪れているのだが改装工事中でお店は休業中だった、なので9年越しのリベンジとなる。

 

入店が午後0時30分ごろ、有名店なのでかなり待つことは覚悟している。店舗1階はほぼ満席だったが、人数(6名)を告げると2階に通された。2階は畳みのテーブル席でゆったり座れてラッキー、9年前に改修したとは思えないレトロ感でとても落ち着く。メニューは丼モノやタンメンに焼きそばなどもあり普通の町中華の様相だがココはラーメン一択、ちょっと豪華に「チャーシュー麺 850円(税込)」。喜多方ラーメン発祥の神髄を味わってみたい。ついでに「焼き餃子 550円(税込)」も2枚オーダー。

まずは焼き餃子が到着、イイ塩梅の焼き具合でとても美味しそう。小皿に酢6:醤油2:ラー油2の俺的黄金比率でタレを調合、見た目に反し皮はパリッとしておらずネッチョリした食感。でも餡は豚肉の旨味と野菜の甘みが強く、タレの酸味と辛味との相乗効果でかなりイケる。ビールより白飯をバクバク喰いたくなる味わい。食感に関してはいつもこうなのか、今回がたまたまなのかわからないけどちょっと残念。

チャーシュー麺のビジュアルはオーソドックスなストロングスタイル、スープの色は濃い目ですかね。具材はチャーシュー8枚にメンマと刻みねぎ、薄いナルトがアクセント。麺は柔らかめで平打ちの縮れ麺、喜多方ラーメンの特徴である加水多めのツルツルした食感。かん水の香りはあまり感じないのでかん水は少なめなのかも。スープは鶏ガラメインでカツオ節や煮干しなど魚介系のダシは入ってないかかなり少なめな印象。あっさり醤油味だがコクがあり味わい深い、始祖たる歴史と趣きがなせる一杯。

9年越しの想いがかない絶頂を迎え虚脱したおやじ達。長い年月の間に想いは純度を増し美化されていった訳だが、源来軒のラーメンは優しく包み込み癒してくれた。今回の旅の2つの目的である1つ目はコンプリート。

白虎隊で有名は飯森山へ、山頂へ向かう階段を登っていくと異形の木造建築が現れた。国指定重要文化財の「さざえ堂」ですね。227年前(1796年)に建立された高さ16.5メートル3層のお堂。内部は螺旋状にスロープが設置されており外観もさざえのように渦を巻いてるように見え、独特な存在感を醸し出している。

白虎隊とは直接関係はないが、飯森山のランドマークとして一見の価値はありますね。400円払えば内部のスロープを歩けるみたい、今回は団体行動なので見送ったがいつか歩いてみたいです。

白虎隊「自刃の地」には鶴ヶ城をのぞんでいる少年の像が。吊り上がった眼はかっと見開かれ、その表情には信じられないとの想いと絶望感が漂っているようだ。戊辰戦争の末期である会津戦争で新政府軍の猛攻により飯森山に敗走した17名の少年兵士は、ここで鶴ヶ城が燃え陥落(実際は燃えてなかったらしい)を目撃し自刃。奇跡的に一命を取り留めた飯沼貞吉により後世に白虎隊の思想と行動が知らしめられた。

少年像がのぞんでいる鶴ヶ城城下はいまはこんな感じ、復元された鶴ヶ城天守閣がちょっとだけ見える。

自刃した16名とこれ以前に戦死した3名が加えられ19人の少年の墓、墓石には名前と年齢が刻まれており全員15歳から17歳。やるせなくて悲しくてそっと手を合わせる。

鶴ヶ城は石垣だけが現存しており天守閣は1965年に再建されたコンクリート製。入場すると当時の石垣を内部(裏側)から見ることができ、なかなか迫力があり興味深い。ただ、その上は完全に観光施設であり甲冑や刃が展示されているがあまり面白くはない(個人の感想です)

天守閣で記念撮影、会津若松は山が近くて緑も豊富でイイ処ですね。ホテルの部屋飲み用にスーパーで地酒を購入し、東山温泉「東山グランドホテル」に向かう。このホテルは大江戸温泉物語グループの宿だが、思いのほか綺麗で立派ですね。夕食バイキング(飲み放題)は午後7時からなので、まずは温泉に浸かり、部屋で湯上りのビールと地酒をグビグビ。5合瓶で1,000円程度の地酒だがふくよかな旨口でとても美味しい、東北のなかでも福島の日本酒はイケてると思う。

お楽しみの夕食バイキング、まずは飲み放題のビールで乾杯。部屋飲みで飲みすぎて飲み放題のアルコールがあまり進まないという過ちを今回も繰り返す。俺のファーストターンはホッキ貝にぎり寿司、フキの天ぷら、海鮮麻婆、から揚げ、海老フライ、ピザ、ビーフシチュー、刺身にカニ

セカンドターンは和牛メンチ、グラタン、もずく酢、海老となすの天ぷら、枝豆、郷土料理のこづゆ、冷たい蕎麦x2。〆はやはり喜多方ラーメン。夕食のあとは再び温泉に浸かり午後10時に就寝。

6/12(月)の朝食は焼き鮭、シシャモ、ひじき煮、スクランブルエッグ、ソーセージ、野菜サラダ、とろろ、ご飯に味噌汁。〆はカレーライス。午前9時30分まで部屋で朝酒を飲み(ドライバー以外)ダラダラ過ごす、TVニュースショーで気になる天気予報を視聴。本日の会津地方は終日曇り予報なのでまぁまぁ。

人生で2回目の大内宿、9年前は3月に訪れており雪の大内宿を堪能。かやぶき屋根はやはり雪が似合うけど、初夏の新緑に囲まれた宿場跡もなかなか趣きがある。平日月曜日なのに観光客が駐車場はほぼ満車状態、なかなか人気があるんですね。

そんな大内宿で一番人気のお店はちりめん雑貨と漬物の店「本家叶屋」おやじはちりめん雑貨には興味がないので、漬物をいろいろ試食。ここの漬物は美味しい、人気があるのも頷ける。でもね漬物の試食が目的ではない、店主のお兄ちゃんと再会することが旅の2つめの目的。9年前もココで漬物を試食し購入、店主のお兄ちゃんと意気投合し記念写真も一緒に撮ったんですよね。

9年前の記念写真を見せたら店主も我々のことを覚えていて再会を喜んでくれた。改めて記念写真を撮りまたの再会を誓いわかれる。9年前の記念写真に写っていたSKT氏はいなくなり我々に残された時間はそんなに長くはない。キャンプやゲームもそうだけど、楽しい時間の記憶を脳に刻んでいく作業が有意義な老後の過ごし方なんだと思う。ひとりでも楽しいからイイんだけど、友達と共有できる時間はより彩度の高いモノになる気がしてる。「安全運転で」と言ったのに雨の高速道路の追い越し車線を120km/hでぶっ飛んでいく後期高齢者のあとを追いかけ、午後4時に無事帰り着く。

近所のストアでビールを購入し、蓮田サービスエリアで購入したランチ用の「から揚げ玉子焼き弁当」をつまみにSNP氏のご自宅で反省会を開催。酔っぱらう前に費用の精算を行い余剰金は11,000円、一人当たり1,800円の返金。SNP氏提供のウィスキーをソーダで割りグビグビ飲みながら次回秋季温泉旅行は湯西川温泉に決定し午後5時に解散。あ~楽しかった、恒例の新型ハスラーの燃費だが総走行距離619kmに対し給油したガソリンは29.7リットルで燃費は20.8km/L、2名乗車だったしまぁこんなもんですかね。

おしまい