AM4:30に起床、ダウンを着込みテラス席を確保し、その時を待つ。ヒュッテの掲示板情報によればAM4:45にモルゲンロートが始まる予定。モルゲンロートとは山肌に朝日があたり山頂から徐々にピンク色に染まってゆく現象。当たり前だが天気が良くないと観ることはできない。今日はバッチリ観えるはずだ。
ところがAM5:00を過ぎてもモルゲンロートが現れない、アレ?どうしちゃったの?
そうこうしている間に、なんか山肌全体が明るくなってきた。どうも朝日は昇ったが雲に隠れていたためモルゲンロートにならず、その後雲が一気にとれたため山頂付近から徐々にではなく、山肌全体が一気に照らされ明るくなったようだ。なのでピンク色もかなり薄め。
でも、朝酒で気分がよくなった登山部メンバーはこれで問題なし!
朝食はサバ塩焼きにハム入り卵焼き、ヒジキの煮物に味付け海苔、漬物各種。サバ塩焼きが思いのほか脂がのっており美味しい。ご飯をお代わりしがっつり補給。
AM6:30、ヘルメットをパックに括り付け北穂や前穂に向かう70才くらいの前期高齢者や若い女性を横目に見ながら下山開始。MKT部長は登りより下りが苦手、なので登りよりゆっくりしたペースで。本谷橋に着く頃には私も膝が若干笑っているようだった。
AM10:15に「横尾大橋」に到着、ここまでくれば後は散歩コースみたいなもんだ。無事の生還を缶ビールで祝う。
「横尾山荘」名物の「しょうゆラーメン」で早めのランチ。チャーシューにメンマ、ワカメにナルト、ネギがトッピングされたラーメンは可も不可もなく極めて普通。だが、標高1,500m以上の物流手段も限られた僻地で普通のラーメンが食べられることにラーメン業界の実力と懐の深さを感じる。
PM13:50に「かっぱ橋」に到着、恒例の「かっぱコロッケ」とモルツ。今日は平日なのに観光客がいっぱいだ。PM14:30ごろの沢渡バスターミナル行きのバスに乗り、後は2日ぶりの風呂、しかも天然温泉に入って風呂上りのビールを飲むだけとウキウキしてたらバスがトンネル手前で緊急停車。トンネルを抜けた先で乗用車どうしの事故があり大型バスは通行不能とのアナウンスが!結局2時間車内に缶詰。なかなかスンナリとはいかないようだ。さすがHMNや登山部。
HMNや登山部の定宿「湯の花荘」はめずらしくお客さんが入っており、6人の山男グループに男ペアが1組、ソロが2名と我々4名。ほぼ全員がバスで缶詰になっていたので同じ時間にお風呂に殺到してしまった。私とMKT部長はお風呂を諦め後で入浴するつもりでいたが、女将さんの計らいで女性の宿泊客はいないとのことで「女湯」への入場許可をいただいた。誰もいない「女湯」で2人でゆっくり体を洗い、ふくらはぎと太ももを入念にマッサージ。そして風呂上りのビール、ふぅ~極楽だ。
食後はこれも恒例の「大雪渓」を飲みながらTVでオリンピックをだらだらと視聴。PM21:00には全員就寝。