EPIクライマーズクッカーと男の性(サガ)

イメージ 1

アウトドア用の道具はそれなりに持っているが、俺の原点と言える道具がこの2つ。1995年~1999年ごろソルトウォータールアーフィッシングに嵌まり、当時の愛車トヨタ「セプターワゴン」で浦安のシーバスや銚子のイナダやヒラメを追いかけまくっていた。夜明直前の寒風吹きすさぶ堤防でロッドを振り続けた冷えた体には、クッカーで作る熱いインスタントラーメンが極上のご馳走であった。

イメージ 2

1996年に購入した「EPIクライマーズクッカー」地元の上州屋で3,500円くらいで購入したと思う。クライマーズクッカーはLサイズ(1200ml)とSサイズ(700ml)があり、これはSサイズ。インスタントラーメンを作るのにちょうどイイ大きさ。いまどきのクッカーはリッド(蓋)がフライパン替わりになったりするが、このクッカーのリッドは蓋にしかならない。でもそれでイイ、いやそれがイイ。深緑に赤のワンポイントが入ったリッドは美しく、武骨なベークライト被覆断熱加工のハンドルと共にクライマーズクッカーをクライマーズクッカーたらしめる様式美だ。

イメージ 3

クッカーとほぼ同時に購入した「エバニュー ポリカーボボトル600」俺はカワセミボトルと呼んでいる。落としても割れたり凹んだりしないポリカーボネート製で、当時主流であったプラスチックボトルのように水に変な匂いがつかず重宝したものだ。容量もインスタントラーメンを作る水の量(500ml)にピッタリで、無駄に重く嵩張らないのも良かった。

イメージ 4

クライマーズクッカーはたまぁ~にヤフオクに出品されることがあるが、ほとんどがSサイズ。俺は持っていないLサイズが欲しい、半年くらい前デッドストック(ほぼ新品)のLサイズが出品されたけど9,000円以上となり競り負けてしまった。それが1週間前にかなり状態の良いモノをメルカリで発見し、送料込み4,900円で即購入。

イメージ 5

イメージ 6

ジャジャーン!メルカリで購入したのは2サイズがスタッキングされた「クライマーズクッカーW」であり3台体制に。売主が数回お湯を沸かしただけと説明していたが、本当にキレイでほぼ新品。アウトドアの道具なので汚れたり傷がつくのは構わないが、汚したり傷をつけるのは俺でなければならない。これは男の性(サガ)であろう。

おしまい