2014年春季テレビドラマ/アニメについて

テレビが大好きだ。最近の若者はテレビを観ないそうだが、1960年生まれで高度経済成長と共に育ってきた私は白黒テレビ→高級家具のような緞帳(どんちょう)で覆われた初期カラーテレビ→ブラウン管ハイビジョンテレビ→液晶テレビと技術革新を目の当たりにしてきた。なのでテレビがついてないと落ち着かない、観たい番組が無くてもとりあえずテレビはつける。更に2014年は満を持してスマホ(Nexus5)を購入したため、録画したテレビ番組を通勤電車内で視聴可能となってしまった。以前は読書がメインだったが最近はテレビドラマ、決してアニオタではないがアニメばっかり観ている。この辺で2014年春季のコンテンツについて総括しておきたいと思う。

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これはヨカッた。主人公は妻に先立たれた独身オヤジ長倉和平(52才)とテレビ局で副部長を務めるキャリアウーマン吉野千秋(48才)のドタバタ恋愛劇。長倉和平(中井貴一)がほぼ私と同年代の設定なので、人生観や行動様式に共感できる部分が多々あった。お互いに惹かれながら社会的立場とプライド、熟年であるからこその臆病さにより反発してしまう2人だが、ハッピーエンドで良かった!家族の絆もホンワカと心地よい。吉野千秋(キョンキョン)の熟女ぶりも良かったが、和平の義理の妹の母親役の美保純が眼福。美保純も私と同じ1960年生まれだが日本の女優のなかで一番ソソラレる方ですね。

■BORDER
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死者と会話できる特殊能力を備えた刑事が事件を解決するスピリチュアルもの。殺された被害者が幽霊となって現われ犯人を教えてくれるので、事件解決は簡単そうだが、そこにさまざまなドラマが展開される訳ですね。幽霊モノなのに全体のトーンが重厚でリアリティーさえ感じるのは、やはり小栗旬の演技力によるものなのであろう。ジャニーズを主人公に添えたドラマとは次元が違いますね、さすがです。最終話はバッドエンドだがタイトルが「BORDER」なのでこっち側からそっち側に一線を超えた小栗の今後が気になります。「BORDER 2」をぜひ制作して欲しい。

ルーズヴェルト・ゲーム
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大ヒットドラマ「半沢直樹」の後継ドラマで前評判は非常に高かったが、軽くコケタ感があるのは仕方ないところか?半沢は中間管理職が主人公だがルーズヴェルトは社長が主人公なので多くの視聴者が感情移入できなかったからだ等もっともらしい論評もあるが、結局は美味しいビーフカレーを褒めたら次の日もポークカレーがでてきたのであろう。美味しいが初日のビーフカレー程の感動は無い。個人的には野球のシーンで思わず熱くなり涙が出そうになったので楽しめました。

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2013~2014の年末年始にテレビ東京で一挙放送された全25話をnasneに録画しておいたのだが、ここ数日で一気に視聴した。いゃ~これはオモシロイですね、人類滅亡の危機に立ち向かう精鋭たちと言う意味では「宇宙戦艦ヤマト2199」と同じだが、「戦艦ヤマト」が人類愛・博愛主義を標榜しているのであれば「進撃の巨人」は格差社会における人間の盾としての使命感・憎しみと復讐心ばかりで愛は微塵も感じられない。

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人を喰う巨人に立体起動装置とスナップブレードで立ち向かう訳だが、巨人は不死身で倒せるポイントは後頭部より下のうなじにかけての縦1m幅10cmのみ、ここを切り裂くことができれば倒すことができる。巨人はオーソドックスな行動をとる通常種と想定外の動きをする奇行種、さらに人間が変身したと思われる変異型が入り乱れ、その戦闘シーンは感受性の高い子供ならトラウマとなるようなスプラッターとグロテスクが展開される。でもこのアニメが日本における2014年現在の最高峰のエンターテイメントであることはビシビシ伝わってくる。こんなアニメを生み出すことができる原作者を始め日本のクリエーターを誇らしく思う。最終話(25話)だが何も解決しておらず謎はそのまま放置、アニメが原作に追いついたためインターバルをとるのであろう。続編が楽しみです。


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以前もネタにしているが「弱虫ペダル」は超~オモシロイ。自転車海苔なら絶対楽しめる平成のスポ根アニメだ。6月30日(月)深夜放送の最終話(38話)はインターハイ2日目のゴール手前3Kmで箱根学園と京都伏見、千葉総北のエースがサポート役を引き連れスパートしたところで終了。おまえな~いくらなんでもココで最終回はないだろう(怒)。でもねちゃんと2014年10月から第2期がスタートするのである。自転車海苔(ママチャリも可)は絶対観るべし。

ここまでが終了した番組の感想でした、参考になれば幸いです(笑)、ここからはこれから放送が開始されるnoguts1960的注目コンテンツの紹介。

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人の社会に紛れて人を狩り、その死肉を食らう、食物連鎖の頂点に立つ怪人「喰種」におびえながら人々が暮らす現代の東京が舞台。大学生のカネキこと金木研(かねきけん)は、行きつけの喫茶店「あんていく」でリゼという少女に出会う。年齢や境遇、読書の趣味も近い2人は急接近するが、リゼは喰種の本性をあらわし…。

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TOKYO MXで7月3日(木)24:00~放送開始した、これまたグロ&スプラッターアニメ。ぶっちゃけて言えば平成の「妖怪人間ベム」。「進撃の巨人」もそうだが、この類が現在のCool Japanなのである。オッサンも騙されたと思って観てみなさい、絶対ハマるはずです。

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いよいよseason4が放送開始されます!

おしまい