ストームクッカー ハイブリッド化計画 その1

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先日、購入したトランギア「ストームクッカー ウルトラライトL」だが、今後のアウトドアライフのメイン火器に据える予定。なのであらゆる状況に対処しうる最強の火器とすべく仕様を検討中。そうなると避けて通れないのが「ガス化」である。ストームクッカーはアルコールバーナー(TRB25)がバンドルされておりデフォルトはアルコールバーナーの使用を前提としたクッカーセット。しかし、アルコールのみでは最強の火器とは言い難い。そもそも燃料用アルコールは日本全国のドラッグストアで売っているので入手が容易ではあるが、500mlで400円前後するので決して安くはないしアルコールバーナーのタンクにほぼ満タンに充填しても燃焼時間は20分程度であり燃費も良いとはいえない。

プリムスのノーマル普通サイズ(250)のガスカートリッジ(OD缶)はネットで400円前後で売られており、使用環境にもよるが平均的な燃焼時間は60分程度と思われる。当然ながら最大出力のカロリーや火力の調整のしやすさ、取扱いの容易さではガスカートリッジが優れており、アルコールの優位性は入手が容易であること以外はあまり無いと思われる。それでも敢えてアルコールを使うのは燃焼音がしないため小鳥の囀りや小川のせせらぎを感じることができるとか、揺らぐ炎を見つめていると心が静まる等、まぁ~効率より雰囲気や手間隙を楽しみたい時はアルコールの出番って感じでしょうか。また、ガスカートリッジとそれに対応したバーナーヘッドは工業製品であり、常に故障の可能性がつきまとう。アルコールバーナーは故障する箇所が無いので、不具合を起こす可能性のあるガス器具のバックアップとしては理想的な道具。なので俺の最強ストームクッカーはアルコールとガスに対応したハイブリッド仕様とすることに決定。

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トランギアの本国スエーデンではストームクッカー専用の純正ガスバーナー(プリムス製)が普通に売られているのだが、日本国内ではプリムス製品の正規代理店であるイワタニがこのトランギア純正バーナーについては取り扱っておらず国内での販売はできないらしい。国内ガス器具と比較し安全性が劣っている訳ではなく営業戦略的な何かなのであろう。それなのに純正品とほぼ同じ構造の中国製はストームクッカーのガス化キットとしてamazonなどで普通に売られている。ユーザの評価もまぁ~それなりなのだが、ガスが漏れるなどネガティブなレビューも散見される。ガス器具の不具合は最悪、命に係わることもあるので信頼性を譲ることはできない。なので信頼のプリムス製トランギア純正ガスバーナーの個人輸入を行うことに決定。イギリスがEXITしたおかげで円高傾向だしちょうどいいタイミングだ。20数年前にBass Pro Shopsのロッドや国内未発売のラパラのルアー、REIのディパックなど個人輸入しており、現在愛用しているMSR Hubbaテントも数年前に海外サイトで購入したモノなので個人輸入に不安はない。

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早速「trangia gas burner」で検索したところUSのamazonがヒット。amazonなら国内と画面は同じなので操作上の問題はないのでUSのamazonに決定。商品代金が62.37USドル、送料は13USドル位なのでトータル75.37USドル、本日の為替は101円なので7,600円位ですかね。まぁ~イイんじゃないですか。サクサクと商品を選択し、US amazon用のアカウントを登録し送り先住所を入力したところ「重要なメッセージ」が表示された。

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「この商品はお宅の住所には発送できん、削除するか住所を変更しろ」との事。う~ん、国内の安全基準の検査を受けていないので一抹の不安はあったのだが、こちらの方が昨年の2月にUS amazonから購入しているので大丈夫だろうと思っていた。なんか規制が厳しくなったのだろうか?

さてどうするか、品質に難ありの中華製パチモンで我慢するしかないのか?ネットで情報収集したところ純正品はヤフオクに出品されているとの情報が!さっそくヤフオクで検索したところおぉ~ヒットした。ヤフオクといっても最低落札価格と即決価格が同じに設定されており競り落とすのではなく、設定価格で購入するのが暗黙のルールのようだ。設定価格が9,880円、送料が400円でトータル10,280円の諭吉越え。う~ん、最強のストームクッカーを目指すとはいえちょっと高いですな。でも考えようによっては通常の方法では入手できない禁制品を簡単に買えるようにしてくれている訳で、ありがたい話でもある。個人輸入との差額3,000円弱は超~円安の1ドル140円で購入したつもりで納得することに。

サクサクと取引を成立させ、後は到着を待つだけだ。

おしまい