若杉冽 - 原発ホワイトアウト

イメージ 1
発売:2013年9月11日
販売:講談社
定価:1,600円 (税込)

キャリア官僚による、リアル告発ノベル!
再稼働が着々と進む原発……しかし日本の原発には、国民が知らされていない致命的な欠陥があった!この事実を知らせようと動き始めた著者に迫り来る、尾行、嫌がらせ、脅迫……包囲網をかいくぐって国民に原発の危険性を知らせるには、ノンフィクション・ノベルを書くしかなかった!

地域独占と総括原価方式に守られ利益が保証されている電力会社。その潤沢な密(利益)に群がる政治家とキャリア官僚、電力会社から安定的な仕事を受注すべく絶対服従の膨大な数の下請け企業が形成する原子力ムラ。電力小売自由化と発送電分離の推進を国民に約束しながら政治家に働きかけ制度設計でどうにでもなるザル法を成立させるムラの権力。原発再稼働に反対する県知事を検察庁長官を動かし国策捜査で失脚させ、原発再稼働に賛成の世論を形成する下請け企業のムラ社員と家族。そして原発を再稼働させた日本はフクシマに続き2度目のメルトダウンを経験することになる「歴史は繰り返す、一度目は悲劇として、二度目は喜劇として Byカール・マルクス」しかもその原因は.........。
まぁ~こんな感じの小説ですが小説としては三流、ストーリーの面白さはまったくありません、ドキュメントを小説形式で読まされている感じ。ただその内容は現職キャリア官僚が書いたと宣伝するだけはあり、詳細に内部事情が暴露されている。フクシマを経験した日本国民は面白くないのを我慢して読むべき本だと思う。

おしまい