年末年始9連休 4日目 帰郷

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12月30日(火)大宮発AM8:10の仙台行やまびこ号に乗り込む。朝食のフライドエッグ&ソーセージ替わりの「じゃがりこサラダ味」を味噌汁替わりの「アサヒスーパードライ」で流し込む。ぷぅ~新幹線で朝から飲むビール(正真正銘のビール)は旨いです。朝食を抜いて腹が減っているが2時間後には仙台なので、そこでがっつり食べる予定、Nexus5に転送した「孤独のグルメ傑作選②ほっこりひとり飯」を視聴しながらビールを2缶飲んだところで仙台に到着。

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仙台駅のペデストリアンデッキから西口方面をパチリ。私が大学生の頃にオープンした「アムス西武」は「Loft」に代わっている。30年前、仙台のデパートといえば庶民の丸光デパート中流階級の藤崎デパート、セレブの三越と住み分けされていたが、西武の出店には東京の風を感じたモノだった、でも今はもう無い。

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朝食を食べるため東口の「半田屋」に向かう。「半田屋」は30数年前は「めしのはんだや」として仙台名掛丁ジャンジャン横丁に店を構えており、仙台およびその近郊の住民には馴染みの店であった。しかし、私は仙台で大学時代を過ごしながら「めしのはんだや」を利用したことが無かった。東北本線に揺られ仙台駅に到着すると「ピーコック」でモーニングセットを食べ、大学の近くの雀荘に直行。昼飯時になると学食に移動し昼食を食べ、午後は雀荘に戻るか勾当台公園でフリスビーを興じ、帰りはいつもの電車の同じ車両で仲間8人とトランプゲームに没頭、最下位は全員のスッペを受けるため真剣にプレー。そんな生活を続けたので「めしのはんだや」は生活圏外であった。そんな「半田屋」だが最近はチェーン展開し東北から関東に出店しているらしいので、イイ機会なので本場の仙台で体験してみることに。

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特筆すべきは「めし」が「ちょい盛り64円」~「中盛り163円」まで5段階で分類されていながら「大盛り」が存在していないことであろう。これは「おいしい飯を腹いっぱい」という「大盛り」でなくても満腹にしてみせるという創業者の拘りらしい。

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本日のフォーメーションは「なすの味噌炒め」「サバの竜田揚げ」のツートップ、両サイドに「冷奴」「きんぴらごぼう」、バックは「豚汁」と「めし(ミニ)」という盤石の布陣。「なすの味噌炒め」は備え付けのレンジでチンし熱々でいただく、やはり口に馴染んだ仙台味噌は旨い!自宅ではカミさんの出身である福岡の麦味噌がメインであり、それはそれで旨いがDNAレベルで沁み込んだ味は別格ですね。「サバの竜田揚げ」もコロモはサックリ、身肉は脂がのっており飯に合う!やはり魚の中ではサバが一番だと思う。「豚汁」も当然ながらカツオ出汁に仙台味噌で具もタップリ、これは汁ではなくおかずですね。いゃ~旨かった!これだけ充実したご飯が「543円(税込)」とは!「半田屋」には首都圏にもぜひ出店してほしい!

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腹ごなしに30年ぶりに中央通りから一番町を経由し勾当台公園に歩いてみる。店はほとんど見知らぬモノになっているが「白松がモナカ」は30年前のままだった。最近は仙台名物といえば「牛タン」や「萩の月」が幅を利かせているが、トラッドを標榜する私としては「阿倍の笹かまぼこ」「白松がモナカ」「支倉焼き」を強く推させていただく。30年前は牛タンなんて誰も喰ってなかったのだから。

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ジャスコ(現フォーラス)から広瀬通を挟んだ「民謡会館」があったビルをのぞむ。「民謡会館」は既になくサラ金やカラオケになっており一抹の寂しさを感じる。30数年前、仙台は「トニーワン」「ロフティー」「ヘミングウエイ」など先端のカフェバーが多数存在しており、ギムレットやカナディアンクラブの水割りを飲んだ後、2次会は「白頭山」のホルモン焼きで締めるのがいつものパターンだった。さらに勾当台公園はフリスビーのフリースタイルやディスクゴルフのメインスペースだった芝生の広場が無くなっており、ベンチや銅像が配置された石造りの公園に変貌していた。かなりショック。

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遅い昼食は地元老舗ラーメンやの「中華そば 500円」ここはチャーシューがトリ肉なことからわかるようにトリ推し。そのスープはトリガラの旨みに節系の風味が香るスッキリとした淡麗な醤油スープ。麺は加水が少なめのボソッとした噛みごたえで好みのタイプ。中央に紅ショウガの厚切りがトッピングされているのが珍しいですね。

おしまい