アンコラでポタリング 地元グルメツアーその4


本日(12/7)の昼食は久しぶりの地元グルメツアー。地元で気になっているが入りづらい店に勇気をだして入店する企画だ。今回は駅前大通りに店を構える「萬来軒」さんです。ここは大昔からあるお店だが、人の気配が感じられない店だ。普通、昼時の中華料理店は野菜を炒めるジャージャーとか、炒飯をつくるカッポンカッポンなど最低でも換気扇をまわす音はするはずだ。しかし「萬来軒」は一切音がしない、人の気配が感じられないのだ。全面のガラス戸は全て曇りガラスで店内の様子がまったく見えないのが不安を増強させる。

イメージ 1

















暖簾は出ているので営業していることは間違いない。だが、この段階で既に違和感を周囲に撒き散らしている。白地に赤い文字で「中華料理」、これはダメでしょう。丁寧語とか謙譲語など本来の文法を超越した自己主張を感じます。さらに建物は老朽化が激しいわりにはポップなイエローで周囲の街並みにまったく馴染んでいない。

イメージ 2
イメージ 3









イマドキ珍しい食品サンプルが店頭にディスプレーされているが、全てくすんだ灰色でサランラップがかけられている。だが、おもわず見入ってしまうガジェットとしての魅力は感じる。でもその表記が「チャハン」「ギョザ」「ショガ焼き」など「-」が嫌いな店主のようだ。これはかなり拘りのある、マニアックな中華料理店かもしんない。食品サンプルを撮りながらも、さすがに入店に戸惑っていると作業服を着たオヤジ1名が入店。このきっかけを逃してはいけないと続いて入店した。

イメージ 4
イメージ 5









店内はまさに「昭和」だ。4人掛けのビニール張りの椅子と合板のテーブルがゆったりとしたスペースに設置され灯油ストーブが灯っている。奥の小上がりも十分なスペースが確保されており居心地が良さそう(但し使用された形跡は無い)。60過ぎの店主が1名で切り盛りしているようで、店内は静寂そのもの。常連と思われるオヤジは新聞を広げ、一見の俺はカメラで写真を撮りまくっていると、店主がTVのスイッチを入れアナウンサーの声がようやく静寂を破るのであった。メニューは中華から洋食まで幅広いが、まずはオーソドックスな「ラーメン 420円」をオーダーし様子を探る。

イメージ 6

















ラーメンをオーダー後も湯を切る音やネギを刻む音も無く静寂なまま「ラーメン 420円」登場。ビジュアルはまっとうな昭和のラーメン、いいんじゃないですか!まずはスープを味わう。化学調味料のエグミは無いが、自然素材のダシ(鶏ガラや節系)も感じられない。まぁ~あっさり、さっぱりとした味わい。麺は歯応えなくフニャフニャした頼りない食感でインスタントの生麺を茹ですぎたような感じ。トッピングの焼豚とナルトはまぁ~普通、メンマは黒に近い褐色で饐えたような微妙な風味がある、総合的にあまり美味しくない。客の気配が感じられないのは必然と思われ、長いあいだ営業しているのだからラーメン以外は美味しい可能性もあるが、再訪はなしと言うことで。

イメージ 7

















あのラーメンでは昼食を喰った感じがしないので、IKEAに入店しフードコートで「ホットドッグ 100円」をオーダー。ピクルスとフライドオニオンを山盛りにしケチャップ4:マスタード6のアダルトテイストで齧りつく。100円以上のバリューある味わい、ラーメンの残念さが払拭され満足できるテイスト。さすがIKEA、地元にあって良かった。

イメージ 8
イメージ 9









午後3時からは臨時のHMNや飲み会が開催され、来週の鬼怒川温泉慰安旅行の詳細について確認を行う。喜多方ラーメンや佐野ラーメンを食べ比べ、大内宿や塔のへつりを鑑賞し宿泊するホテルのバイキングではカニ食べ放題という盛りだくさんな内容。いゃ~楽しみです。

焼酎も旨いがFJWR氏から差し入れられた干し柿が甘くとろけて最高に旨い!

おしまい