牡蠣そば(バター入り)@新橋 丹波屋

1月某日、新橋で新年会を開催することになり新橋駅で降りた訳だが小腹が減っていることに気がつく。一瞬むさしやの「ナポリタンWith目玉焼き」が頭を過ぎったが宴会の前の小腹を満たす食事としてはヘビーなので見送り。熟考した結果、立ち食い蕎麦の「丹波屋」に向かう、ここは蕎麦は普通だが出汁が秀逸でカツオ節の旨みと風味が効いた出汁が味わえる。個人的にはもう少しカエシの醤油味が濃いほうが好みではあるが総合的に美味しい立ち食い蕎麦である。

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そしたら店頭の黒板に季節限定「牡蠣そば(バター入り) 480円」の記載が!何という僥倖であろうか!牡蠣好きとしてはタマランですね。7人入れば満員となるカウンターのみの小さい店であるが、私は5人目の客としてカウンターの一角を占めることに成功、牡蠣そばをオーダーし調理の過程を見つめる。

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冷蔵庫から牡蠣を取り出し小さいソースパンに入れ熱いだし汁を注ぎ、蕎麦を茹でる窯で湯煎するように温める。頃合いを見計らい蕎麦にだし汁ごと牡蠣を注ぎ入れワカメと薬味のネギ、さらに味の決め手であるバターをひとかけらトッピングし供された。まずは出汁を啜る、ダシの旨みの効いたカツオ出汁にバターの乳臭い濃厚なコクが漂い新次元の美味しさ!これは直ちに日本全国の蕎麦屋はトッピングとしてバターを用意するよう条例を制定すべきであろう。それくらいインパクトがある旨さですね。

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肝心の牡蠣は3個投入されており、程よい火の通り具合でミルキーさと凝縮されたグリコーゲンの旨みが両方味わえる。う~ん、幸せ。でもこの時期としては牡蠣が小ぶり、近所のメガドンキでも大ぶりな牡蠣が格安で売っているので、もう少し牡蠣のクオリティーを上げていただきたい。でも味わいには大満足、季節限定なので食べたい人は急ぎましょう。

おしまい