つめかえ君でカセットボンベの整理

本日(6/16)は午前中は雨模様だったが午後から晴れ間が見えた。まずは懸案であったダホンメトロ号の後輪パンクの修理を行う。スポーツ自転車のようにクイックリリースが搭載されていれば簡単にチューブ交換が可能だがダホンはママチャリと同じ構造で後輪の脱着はめんどくさいので、後輪は外さずチューブをビロ~ンと引っ張り出し軽く空気を入れた後、水を満載した釣り用のバケツに沈めピンホールを探す。ピンホールが見つかったらホールを中心に5cm四方を紙やすりで充分に擦りゴム面を毳立たせ、パンク修理用接着剤を広範囲に指で塗りつける。ここで接着剤をけちるとパッチの周辺が浮いてしまうのでたっぷりと薄く塗り広げ、接着剤が乾くまで5分ほど放置。パッチのアルミを剥離し接着面を貼り合わせたら、上から堅いもので擦り(プロは金づちで叩きます)密着させる。最後にビニールをゆっくり剥がし完成。パンク修理は習うより慣れろなので場数を踏めば大丈夫。
しかし、ここまで書いてきて今更だが上記修理手順は簡単。2~3回経験すれば誰でもできる。実際難しいのはタイヤレバーを使いホイールからビードを外し、チューブを露出させ、またそれらを元に戻すところだろう。スポーツタイプならこれに後輪脱着も必要だ。

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次に春の山菜摂りツアーで使用した中途半端にガスが残ったカセットガスボンベが3本あるので、つめかえ君で整理を行う。つめかえ君とはガスボンベのガスを詰め替えるための特殊な道具。通常はプリムスやEPIガスのアウトドアガスボンベが高価なため、ガスが減ってきたら安いカセットガスボンベからガスを充填するために使用されるのが一般的。しかし私が愛用しているのはカセットガスボンベどうしを連結するKKタイプ。私の装備品の火器はユニフレームUSトレイルイワタニカセットガスジュニアバーナーイワタニカセットガスジュニアランタン、全てカセットガスボンベで燃料を統一している。安価で入手が容易だからだ。

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使い方は簡単だが、何にでもコツは存在するので手順を箇条書きにしてみる。
①充填される側のボンベ(オレンジのボンベ)を冷凍庫で10分ほどよく冷やす。
②つめかえ君とボンベの切り込みを合わせひねるように装着する。この時、黒いつまみは閉めた状態。
③充填する側のボンベを差し込む。切り欠き部分が下を向くように装着すること。
④全体を45度くらいに傾け、黒いつまみを回し全開にする。シュルシュル音がすれば詰め替え中。
⑤充填する側の残量が少なくなってきたら切り欠き部分が下を向いていることを確認し傾きを20度くらいに。
以上で詰め替え完了、コツは冷凍庫でよく冷やし気圧の差を大きくしておく事と、充填する側のボンベの切り欠き部分を下に向けておく事。最後に注意点、ガスボンベは10%程度の空間が必要らしくフルに充填してしまうと気化する空間が無くなり、生ガス放出事故のもとになるらしい。よって、適正なガスの量は新品のボンベの重量を計っておき、その重量まで充填するようにしましょう。

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つめかえ君導入前は中途半端にガスが残ったガスボンベが5本くらいゴロゴロしていたが、ガスを移動できるので常に新品同様にガスが充填された状態で2本程度に集約でき、保管スペースも節約でき非常にスッキリする。さらにジュニアバーナーはショート缶を装着した際にカッコ良くなるよう設計されていると思っている。レギュラー缶は長すぎて全体のバランスが崩れカッコ悪い。しかしレギュラー缶は1本100円未満で購入できるが、ショート缶は1本200円以上する。ショート缶は需要が少ないので仕方ないが、同じ構造で量が少ない方が高いのは気分がよくない、またコンビニやスーパーでは売っていない。なのでつめかえ君が活躍するのだ。

でもね、つめかえ君KK型は3,700円。1本100円のカセットガスボンベを整理、集約するために出費するかどうかは人それぞれでしょうね。環境やガスが残ったままのガスボンベが廃棄される危険性を考えればアウトドア好きなら一考する価値はあると思う。

おしまい