勝浦タンタンメンと男の浪曼

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 『男の浪曼』という言葉がある。その言葉の響きそのものに憧れ、男は漠然と夢想し、脳裏に己の理想とする佇まいあるいは生きざまを思い描き、定年を迎えたその時は..........っと皆が憧れながら実現できない理想郷。しかし少数ではあるがそれを手に入れる男もいるのだ。
 
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10月13日(土)9:30、勝浦漁港は釣りを楽しむ家族連れでにぎわっている。初秋の乾燥した空気と、いまだ威力を保っている日光で干し上げられた鯵の干物は美味そうだ。晩酌のおつまみ1号として買っていこう。
地元から東関東自動車道~京葉道~館山道~大多喜街道を愛車のエクストレイルで乗り継ぎ2時間で到着してしまった。外房勝浦は存外に近い海だった。今日はロッドを振ることはせず、来月の釣行の下見を入念に行うが、釣って泊まるには厳しいかもしれない。やはり内房北条海岸か。
 
10:45になったので念願を果たすためエクストレイルで移動を開始する。目的地は『ラーメン松野屋』
 
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勝浦タンタンメン大盛り(760円)
4~5年前から勝浦タンタンメンがメジャーになったと記憶しているが、ラーメン好きとしていつか食べてみたいと思いつつ、機会に恵まれずにいたが本日食します。事前のリサーチでは、はらだ、江ざわ、いしい、松野屋の4店が勝浦タンタン四天王のようだ。ロケーション、駐車場の止め易さ、客層(常連が極力いない)、ビジュアルを総合的に勘案した結果、松野屋に決定。11:03に入店、先客は1名のみ。11:15でほぼ満席となり入店待ち行列が発生。いや~凄い人気ですね。ビジュアルから想像できるとおり辛いです。表面がラー油で深さ5mm位まで覆われており、終盤まで熱々のままでその熱が辛さを際立たせます。ラー油の下のスープは鶏ガラがメインと思われるが大量の玉ねぎざく切りの甘味とニンニクのコクが加わり旨いスープです。これぞ旨辛なラーメン!このためだけに勝浦に通うかもしんない。
 
ラーメンを堪能した後、待ち合わせ場所に移動し隊長のI氏他3名と落ち合い酒と食材を買い込み、向った先は『男の浪曼』溢れる『男の隠れ家』なのであった。
 
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 会社の大先輩のA氏が御宿の里山に建てた隠れ家。3年の歳月をかけ手作りにより具現化された『男の浪曼』
 
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内装もほぼ全て木材で組まれており、これぞアウトドアな良い雰囲気に仕上げられています。A氏と久しぶりに再開の挨拶を交わした後、早速の乾杯。
 
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 A氏自慢のオーディオから流れる60年代オールディーズを聞きながら、焼酎を酌み交わしまったりとしたいい時間が流れます。
 
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 南に面したベランダの外は、里山の様相をそのまま残したガーデンとなっており野生の柑橘類が実っていて野鳥も頻繁に現れるようだ。写真班のT氏が早速、自慢の愛機で野鳥を狙う。
 
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 今宵の晩餐は勝浦の新鮮な海の幸。特に鯵の刺身がプリプリなのに旨味の濃い脂がのっており、焼酎のお湯割りがとまりません。いや~堪能しました。終盤はほぼ記憶がないままMontbellのシュラフに包まった。
 
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 翌朝は雨、里山の緑がしっとりと際だち気持ちよい空気感。
 
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 香り高い珈琲をゆっくり味わいます。
朝食はA氏が炊いてくれた千葉の新米とポテトサラダ、昨夜のおつまみの揚げ物と味噌汁をいただきました。とっても美味しかった。勝浦~御宿は良い処だ、A氏お世話になりました。とっても楽しかったし、私の目指すべき方向が見つかったような気がします。これからも色々教えてください。
 
おしまい