新型ハスラー Adaptive cruise control実力検証

全国でオミクロンBA.5が蔓延し7'th Waveが到来中だが、7/15(金)~7/17(日)で宮城県の実家に帰郷。1歳10ヶ月、5ヶ月になる2人のひ孫を実家の両親に初めて合わせるためでコロナが落ち着いていた5月に計画したのだが、ここで延期したら次はいつになるかわからないので帰郷を敢行。7/15(金)に俺ら夫婦がクルマで先入りし7/16(土)に新幹線で来る息子夫婦を駅でピックアップする計画。

7/15(金)は朝から雨降りで東北自動車道では本降りとなり全線80k規制。初めて使う新型ハスラーのACCをおっかなびっくり試していたのだが、突然スピードパネル上の安全機能に関するアイコンが全て点灯し「ACCシステムエラー 前方カメラ視界不良のため」との表示。この事態にどう対処してイイかわからずブレーキ踏もうがキャンセルボタン押そうがエラー表示は消えず、軽いパニック状態。雨が小振りになり前方視界が回復すると自動的に復帰することはわかったが、以降はACCを作動させず実家に帰着。宮城県はその後も大雨が降り続け、翌7/16(土)の朝に実家付近は12時間雨量が208ミリに達し記録的短時間大雨情報が発令、複数河川が氾濫し命を守る行動が必要な事態に。幸い実家付近は土砂災害や床上浸水の危険はないエリアだが、息子夫婦が到着する新幹線駅周辺は冠水のため通行止め状態。LINEで宿泊予定の仙台のホテルにステイするよう指示し事態の推移をうかがうことに。ツイッターで駅周辺のつぶやきをくまなく観察し午後4時ごろに冠水が解消されクルマの往来が可能になったとのつぶやきを発見、息子に移動するよう指示し新型ハスラーで無事ピックアップ。予定よりかなり短い時間になってしまったが2人のひ孫を両親に合わせることができてホッとした。両親の笑顔を見てると真っ当な人生を歩んできて本当にヨカッタと思う、新卒で就職し普通に結婚して転職もせず懸命に働き退職金と年金を積立て経済的に困窮せず子供を育てあげ血脈を受け継いでいけたこと。

7/17(日)朝食を食べ終え午前10時に両親に別れを告げ、東北自動車道上り車線にIN。雨は降っておらず時々晴れ間も見える状態で新型ハスラーのACCを起動させ、最高速度と車間距離を調整しセット完了。前方に先行車がいれば設定した車間距離を保ち追随(オートクルーズ)し、先行車がいなくなれば設定した最高速度まで自動的に加速してくれる訳ですね。福島あたりでACCに慣れてきたので最高速を100km/hに設定し走行車線を走行、先行車が現れたらアクセルを踏み込み追い越し車線へ。追い越しが完了したら走行車線に復帰しオートクルーズ。う~ん、ハスラー購入当初ACCはいらないと最下層グレードを契約したがACCは超~便利で快適。オートクルーズであればブレーキ/アクセル操作が不要なので右足を自由奔放に開放してハンドル操作に専念できる訳だが、コレが超~ラク。3車線の真ん中を100km/hで走行中、左からトラックがウィンカーと同時に突然車線変更してきた。通常運転であればトラックの動き出しと同時にブレーキを踏む状況だが、ACCの実力を検証するためブレーキペダルに右足を乗せたまま踏み込まず様子をみる。ACCは先行車が完全に真正面にこないと先行車と認識しないので、トラックが車線変更を完了するまでは100km/hを維持したまま走行。助手席のカミさんがビビッて俺の左腕を掴んできたところでACCの急ブレーキが発動し追突は免れた。なるほどねー、ACCは仕様どおりにちゃんと機能しました。ただ、トラックが真正面にくるタイミングがずれると自動ブレーキはかからないので過信は禁物ですね。高速道路出口の料金所では先行車が減速すれば追随して減速してくれるのでACCを解除しないままETC出口へ。たまたま隣のETCが空いてたので何気にいつものとおり空いてるETCへハンドルを切ったら、ACCは先行車がいなくなったと判断しETC入口で突然加速を開始、慌ててブレーキを踏む羽目に。ACCは高速道路の通常走行時以外は必ず解除しておくことを肝に銘じることとする。

そんな訳で新型ハスラーのACCは非常に優秀で仕様どおり正確に作動してくれるが、仕様を理解してないと思わず危険な状況に遭遇することも。前方カメラが何らかの理由で視界不良となり突然ACCエラーになることもあり得るし。その辺を理解していればACCはメッチャ快適で必須の装備ですねー。納期が遅れた結果、追加料金なしでACC搭載車をゲットできたのは望外の僥倖と言っていいでしょう。

おしまい