吉祥寺ルーザーズ 池上龍二さん

2022春季ドラマは2~3話ぐらいまでひと通り視聴したが、期待外れだったのは「元彼の遺言状」、まぁ普通なのが「未来への10カウント」、想定外に面白いのが「正直不動産」「マイファミリー」「吉祥寺ルーザーズ」ですかね。「吉祥寺・・」が特にお気に入りでトラウマを抱える高校の非常勤講師、離婚調停中の元女性ファッション誌編集長、芸人に憧れる実演販売員、大手広告代理店をリストラされた孤独な無職老人など6人のルーザーズ(負け犬)がシェアハウスで共同生活をおくる会話劇。事件やハプニング(一応開かずの間が存在してるが)は一切起こらず、価値観が異なる者どうしのネガティブな言動の応酬が繰り返され次第に相手を理解し尊重しようとする過程が描かれる。なかでも國村隼さん演じる無職老人、池上龍二(65歳)のセリフがいちいち琴線に触れる訳で。

「時代遅れを認めてしまうとどんどん老け込んじゃいますから」

「自分の青春時代にカッコいいと思ったモノを今でもアリだと思っている」

「価値観を更新できないとああなっちゃう」

う~ん、俺も最近の流行りモノやトレンドには鈍感になってきてますかねー。現役時代、情報システムの仕事を30年以上やってきたのでパソコンはWindowsであれば使いこなせるし、スマホもネットでシムフリーを購入しMVNOとの契約や設定もできるのでデジタルデバイスに関してはまだ追いていけてる気がしてる。ただ、スマホフリック入力ができず、ローマ字入力なのがイケてない部分か。映像コンテンツに関してはamazon Fire TV Stickを導入し50インチの大画面でYou Tubeやサブスク系(netflix,Prime Video,DAZN)を視聴してるのでまだ大丈夫。音楽に関しては壊滅状態、未だに70年~80年代のフォークや歌謡曲、POPSしか聴かないので平成以降のヒット曲はほぼ知らない。ここ数年の曲で歌手名とタイトルとメロディーが一致するのは、米津玄師「Lemon」、Suchmos「STAY TUNE」くらい。

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ファッションは流石に若い頃と同じモノは体型が激変してるので着れないが、同じテイストのモノを好んで着てるし。大学生の頃はリーバイス646にラコステのポロシャツ、アディダスのスタンスミスかクラークスのワラビーブーツ。冬になればリーバイスのボア付きGジャンかThe North Faceのダウンジャケットを羽織る感じ。今はグラミチのクライミングパンツにMont-bellのシャツ、寒くなったらMont-bellのダウンかLL Beanのボアジャケット。シルバーのお仕事の時はワークマンのシャツにオーバーオール。ホントはPatagoniaやNorth Faceを着たいが、無職には価格のハードルが高い。

金銭感覚については価値観の更新はできてないかも。電子決済はコンビニ限定でモバイルSuicaを使うくらいで所謂Pay系のアプリは一切使ってない、やっぱり現金が一番しっくりきますね。でも、無職になってからiDeCo投資信託を始めたり、確定申告の還付金を最大化し住民税非課税と国民健康保険料の均等割り減免を勝ち取る戦略を練ったりと必要最低限のことはできてる気がしてる。

若い頃の趣味はフリスビー、キャンプ、釣り(SWルアー)だったが、最近はキャンプ以外はご無沙汰してる。代わりに自転車とPlayStationゲームが加わった感じ。無職の趣味はお金がかからない事が一番大事だが、フリスビーは今でもコレクション用を含め20枚くらい持ってるし、キャンプ道具はクッカー中心に売るほどあるし、自転車はクロスバイクとしてはかなりイケテルTrek FX4、SWルアーは新品のRapara CDシリーズを30個ほど備蓄してる。趣味のほとんどは初期投資が完了してるので、道具のメンテナンスをこまめに行い永く楽しみたいですね。

俺の現状はこんな感じ。価値観のアップデートができてるかは微妙だけど、その判定は読者のみなさんにお任せします。芸能人では佐藤浩市船越英一郎田原俊彦が同学年なので、その辺を目標にアップデートしていきたい。

おしまい