出典：https://archimedes-movie.jp/
配給会社：東宝
公開年月：2019年7月26日
視聴方法：U-NEXTポイント利用
日本と欧米の対立が激化する昭和8年、日本帝国海軍上層部は巨大戦艦・大和の建造計画に大きな期待を寄せていたが、海軍少将・山本五十六はその計画に待ったをかけた。山本は近代戦で主力となる空母建造を提案するも、上層部は世界に誇示する大きさを誇る大和の建造を支持していた。山本は大和の建造にかかる莫大な費用を算出し、大和建造計画の裏に隠された不正を暴くべく、天才数学者・櫂直を海軍に招き入れる。数学的能力、そして持ち前の度胸を活かし、大和の試算を行っていく櫂の前に帝国海軍の大きな壁が立ちはだかる。
戦争映画だが戦闘シーンは冒頭の戦艦大和が撃沈される場面のみ。連合国の爆撃機の魚雷を左舷に受け沈没するシーンは流石の迫力でCGとは思えないリアルさ。3000人余の乗員と共に大和は海に沈み、その4ヶ月後に日本は敗戦の日を迎えることになる。一度は数学者・櫂の計算により大和建造費の見積もりが不正であること、さらには艦体構造に瑕疵があることを突き止められ戦艦大和の建造計画は撤回される。しかし、結局巨大戦艦は建造され悲劇的な最後を遂げる。なぜ戦艦大和は建造されたのか？そこには日本人の性(さが)が深く関わっているのであった。日本人の中にはミュージシャンが日本を愛していると歌っただけで批判、不買を展開し謝罪に追い込む気質の連中がいる。大和を造らせたのは不寛容で近視眼的、粘着気質のそんな連中なんですね、っと言う映画。
おしまい
