ちょっと古いけど一応今週の話題なので書いてますが、10月21日に行われたプリンセス駅伝で岩谷産業チーム2区の女子選手が四つん這いになり、タスキリレーしたことに対して賛否両論あるようですね。俺はたまたまライブで中継を視聴しており、道路脇の白線に血の跡を残しながら四つん這いで進む選手と周りの大会関係者やスタッフの対応を見ていた訳で。「最後まで諦めずよくぞタスキを繋いだ、感動した」とは思わなかったし「選手生命の危険があるので大会運営側が辞めさせるべき」とも思わなかったです。駅伝という競技の性質上、選手本人が続行の意思を自ら表明し監督の指示が届いていない以上、運営側は止めるべきではないでしょう。右足に異変があるのは明らかだが、症状は選手本人以外は解らないし膝の皮膚が破れ出血しているが、それが選手生命を断つとは考えにくいし。俺的には人間が血を流しながら四つん這いで200m這い進む、あまり見たくない図柄を見せられて不快と感じたのが素直な感情でした。
運営側の不手際と言えば3区で首位を独走していた三井住友海上の選手が突然方向転換し逆走し始めた時ですね。脱水症状なのか完全に目が逝っており方向感覚さえ失いあらぬ方向へ走りだす。大会スタッフはその都度、正規のコースに誘導するのだが選手は夢遊病者のようにフラフラしており、この状態で倒れれば受け身は取れないだろうし、他の選手とぶつかる危険性もあるのでコレは即刻レースを辞めさせるべきでした。結局、選手が倒れ込んで動けなくなりレースから離脱となった訳だが、運営側に状態の重大性を見極める能力や明確な判断基準が無いことは明らかでしたね。
おしまい
