ジェフ・バンダミアのベストセラー「サザーン・リーチ」を実写映画化したSFアクションスリラー。不可解な現象が起こる謎の領域「エリアX」がアメリカ国内の海岸地帯に拡大。現地に調査隊が派遣され、元兵士の生物学者レナの夫も加わるが、彼らは音信不通となり行方不明になってしまう。やがてレナの夫だけが生還したものの、瀕死の重傷を負っており昏睡状態に。レナは夫の身に何が起きたのか突き止めるべく自ら調査隊に志願し、エリアX内部の未知の領域に足を踏み入れる。そこで彼女が目撃したのは、生態系の突然変異によって生まれた異様な景色と生き物たちだった。
隕石が墜落した灯台の周辺から怪しく光る「シマー」と呼ばれる領域が拡大していった。調査に潜入したアメリカ陸軍兵士やドローンは全て帰還することはなかったが、最後の調査隊に参加した生物学者レナの旦那だけが帰還。しかし、多臓器不全を起こし瀕死の危篤状態。旦那の身に何が起こったのか確かめるため、科学者で構成された女性だけの調査隊に志願し「シマー」内部に潜入するのであった。
「シマー」内部は時間と方角が失われ、植物の角をはやしたシカやサメの歯を持つワニ、頭部が頭蓋骨のクマが跋扈する、あらゆるDNAが入り乱れた異世界。メンバーを失いながら灯台にたどり着いたレナは旦那の残したビデオを視聴し、旦那と同じDNAを持つ旦那モドキを見てしまう。戻ってきた旦那は本物なのかモドキなのか？葛藤するレナの前にレナのモドキが形成され始める・・・。
おしまい
