アウトサイダー

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配給会社:NETFLIXオリジナル
公開年月:2018年3月9日
視聴方法:NETFLIX(無料)

日本を舞台に裏社会の男たちの生き様が描かれる本作は、オール日本ロケ敢行のNetflixオリジナル映画アメリカ人兵士ニック・ローウェル(レト)は、収容されていた刑務所で清(浅野)の命を救ったことから、自由の身に。清やオロチ(椎名)のいる裏社会に身を置きはじめたニックが徐々に信頼を集め、その地位を上り詰めていく様を描く。アカデミー賞受賞俳優のレト、浅野、椎名、忽那、大森、田中らそうそうたる日本の名優たちがぶつかり合う。『ヒトラーの忘れもの』で第89回アカデミー賞外国語映画賞ノミネートのマーチン・サントフリートがメガホンを取った。


戦後間もない1954年の大阪を舞台に白松組と大森南朋率いるなんとか組との抗争を描く任侠映画。俺は任侠映画北野武監督の「アウトレイジ」しか観たことがないが「アウトレイジ」は平成が舞台の近代ヤクザの映画。なのでインテリ派が武闘派を見下し小馬鹿にするニュアンスが漂うが、本作「アウトサイダー」はバリバリの昭和ヤクザの世界、かと言って高倉さんが着流しで日本刀を振るうような古典でもない。指詰めや親子の契りの杯交換など様式美が興味深い。浅野忠信さんも役作りのための倶利伽羅紋々を自身のツイッターで公開しており、男の子はちょっと憧れる世界ではある。新米ヤクザのニック・ローウェル(ジャレッド・レト)は所詮はアウトサイダー(よそ者)と罵られながらも、ヤクザ組織で台頭しオヤジと兄弟の仇を打ち日本人以上に任侠を重んじるアウトサイダーとして生きる様が描かれる。オール日本ロケで浅野や椎名、大森など如何にもなヤクザ顔系俳優が出演しているが、結局はアメリカ映画なのでアメリカ人が美味しい部分を持っていく訳ですね。でも、まぁまぁ面白かったです、「クローバーフィールド・パラドックス」もそうだが、こんなオリジナル映画を作りHD月額950円で観放題なんだからnetflixは凄いですね。


おしまい