散歩する侵略者

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公開年月:2017年9月9日
配給会社:松竹
視聴方法:U-NEXTポイント無料(540円)

数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海。夫・真治は会社を辞め、毎日散歩に出かけていく。一体何をしているのか?その頃、町では一家惨殺事件が発生し奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井は取材中、天野という謎の若者に出会い、二人は事件の鍵を握る女子高校生・立花あきらの行方を探し始める。やがて町は静かに不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」真治から衝撃の告白を受ける鳴海。当たり前の日常は、ある日突然終わりを告げる。

人類の調査のため送り込まれた侵略者は3体で、加瀬鳴海(長澤まさみ)のダンナ真治(松田龍平)は人類を理解するため散歩しながら接触した人間から《概念》を奪っていく。《家族》《仕事》《所有》《自分》などの概念を奪われた人間は、その概念が欠落し人格異常をきたす。概念を集め人類を理解し3体集まった侵略者は本船に侵略開始の合図を送信する。侵略が開始され真治との別れを悟った鳴海は自分の《愛》を奪うよう真治に懇願するのであった。

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う~ん、納得いかない。1体の侵略者はいきなり一家惨殺を行い女子高生に乗り移るし、もう1体は特になにもせず仲間を探すだけだし、真治に憑依した1体は散歩しながら概念を集めるだけ。なんか同じ宇宙人なのにやってることがバラバラ。日本政府は一家惨殺があった早い段階から宇宙人の侵略を認識しており、特殊部隊による捜査やマシンガンによる殲滅作戦を実行するが、戦闘能力は人類と同じ侵略者に簡単にヤラレテしまう訳ですね。そんでもって侵略を開始した宇宙人であったが、なぜか侵略を中止し去っていくのであった。後には《愛》が欠落した鳴海と献身的に看病する真治の姿が映し出されThe End。う~ん、つまらない。宇宙人による侵略モノなのに淡々と概念についての会話がなされるだけで、まったく盛り上がりに欠ける。最後は《愛》を知った宇宙人が突如博愛主義に目覚め侵略を中止し去っていくオチなのか?う~ん、つまらない。唯一の見どころは長澤まさみがいつのまにか中年女のエロさを醸し出している部分ですかね。う~ん、中年女イイですね。

おしまい