現場に謎のメモが残される猟奇殺人事件が矢継ぎ早に発生するが、その事件は雨が降る日のみ起こっていた。一連の事件の関連性を察知した沢村久志刑事(小栗旬)は、自分の妻子が狙われていることを知る。やがて、カエルのマスクをかぶったカエル男の存在が浮かび上がり、犯人に近づいていく沢村だったが、カエル男の仕組んだわなにはめられ窮地に陥り……。
連続猟奇殺人事件が発生。鎖に繋がれ腹を減らしたドーベルマン3匹に生きたまま喰われる「ドッグフードの刑」出生時の体重分肉を削がれる「母の痛みを知りましょうの刑」体をタテに真っ二つに切断し家族と愛人に半身づつ届ける「均等の愛の刑」口腔内に夥しい数の釘を差し込む「針千本のーますの刑」生きたまま冷凍倉庫に閉じ込める「ずっと美しくの刑」など。まぁ~最近はTVドラマや映画の殺人シーンを真似る模倣犯などが、それなりの数存在するので、あまり過激な描写は控える風潮だが、この映画は攻めてますね。でもシリアルキラー(犯人)の動機や沢村(小栗)に固執する理由などは若干弱いですかね。途中で監禁された沢村がハンバーガーを食べるシーンがあるが、思わせぶりなまま、そのとおりEATだったほうが、この映画には相応しいと思いましたが。宣伝用の「あなたは、最悪のラストを期待する」の意味はイマイチよく解らなかったが、ハッピーエンドでありながら未来のBadを連想させるエンディングはよかったと思います、想定通りではあるけど。
おしまい