2016年12月1日、エチオピアの首都アディスアベバで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の政府間委員会において、日本が無形文化遺産に提案していた、「秩父祭の屋台行事と神楽」を含む「山・鉾・屋台行事」の登録を正式に決定。いゃ~めでたい!さっそく観に行きましょう。
最寄り駅7:26発の電車に乗り、秋津で西武池袋線に乗り換え、所沢で急行に乗り継ぐ。ボックス席で月桂冠「月」をフォールドアカップに注ぎ込み乾杯、つまみはチータラにオカキ。とても朝8時台の光景とは思えないが無形文化遺産登録のお祝いと言うことで。おそらく日本各地で同じような光景が繰り広げられていることであろう。
お花畑といえば「元祖立ち喰い お花畑そば店」でかき揚げそばを。発泡スチロールのチープな器に盛られたそばが500円!高っ!いまどき首都圏の立ちソバでも450円くらいだろうが、埼玉の辺境の地「秩父」で500円とは!
我々は見逃さなかった、店舗のスミにひっそりと隠された「天ぷらそば 370円」の看板を。まぁ~お祭りで儲けるのは構わないと思うが3割り増しは暴利だろう。
祭事関係本部および秩父まつり対策本部、夜祭観光祭実行委員会には「まつり価格」自粛に向けしっかり指導を行っていただきたい(笑)。
秩父神社につづく参道には様々な出店があり見ているだけで楽しいが、「たくわん」の出店を発見!人生56年生きてきたが「たくわん」の出店は初めてみた。群馬産のたくわんが白と黄色いっぽん500円。周辺に芳ばしいスメルを発散しているわけだが見ている限りでは購入したお客はいないようだ。でも頑張って営業を続けてほしい、面白いから。
秩父神社で屋台の奉納を鑑賞。いやいやすごい人の数ですね、夜祭は毎年12月2~3日と決まっているらしいが今年は3日が土曜日でユネスコ登録が重なり人出に拍車をかけているようだ。ここからはコメントを書くのがメンドクくさいので写真メインで。
でも、今回いちばん感銘を受けたのは「屋台ばやし」大太鼓、小太鼓、横笛、摺り鉦で構成されたソウルミュージック。
小太鼓の単調で延々とつづく旋律に大太鼓の変調をきたす力強い打撃音、摺り鉦の脳みそに突き刺さるような甲高いリズム。300年前の江戸後期に松明の明かりで照らせた夜祭でこの旋律を聞かされたら、絶対トリップするであろう。酒に浸った脳みその俺も危うくイってしまいそうに。
3日(土)はHMNや自転車部兼登山部部長のMKT部長の奥様の御実家に宿泊させていただくことに。夜のメインイベントまで御実家の炬燵で酒を飲んでまったりと。
当然ながら燈明に照らされた屋台と冬の花火のコラボした写真を撮るつもりで夜の部に参戦したのだが、とにかく人が多い。屋台がとおる通りに近づくことさえ困難。
う~ん、イマイチな写真ばっかり。花火も大変綺麗で炸裂音も冷えた空気で伝わりやすいのかド~~~ンと腹に響く迫力。でも写真はすべて失敗、う~ん精進しなといけない。
神社の境内では能?が奉納されていました。まったく詳しくないのだが、なんとなく本格的で見入ってしまった。
その後「御花畑駅」のソバ屋に向かい、価格を確認。隠されていた看板が見事に復活してました(笑)。う~ん、さすが秩父。「龍勢祭り」もそうだが独特なカルチャーが根付いていますね。通年は20万人の人出だが今年は週末でユネスコ文化遺産登録も重なり33万人の観光客が訪れたらしい。来年は祭り期間(12/2~3)が土日なのでさらなる混雑が予想される。でも楽しいので一回は観ておいたほうが良いかと。
おしまい