2016 聖地巡礼@大宮いづみや


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今年もこの時がやってまいりました、年に1度の聖地巡礼@大宮いづみや。いつものとおり聖地に足を踏み入れる前に、身を清めるため大宮ソニックシティ30Fのクリニックで体中を検査してもらう。今回もバリウムはパスし56年間守りとおしたバリウムヴァージンを死守。胃の中に胃がんの原因99%のピロリがいないことは判明しているので、バリウムを飲む必然が無いのだ。ドクターに検査結果の詳細について説明を受け、無料のお食事券をゲットし人間ドックは終了。

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俺はバリウムを飲まないので前日の晩飯も普通に喰っており、本来お食事券はいらないのだが、せっかくくれるのでありがたくいただく。今回はお寿司をチョイスし指定されたお店に向かう。思いのほか立派な寿司やでダークスーツに黒ネクタイの男性のエスコートで一枚板のカウンター席に。にぎりorちらしの2択からちらしをチョイス、店構えに負けず立派なちらし寿司の登場、マグロ赤身、アナゴにサーモン、生たこにイカ白身魚のハラミ部分、ネギトロにいくらに卵焼き。う~ん、これは旨い。隣のお食事券ちらしユーザーは小皿に醤油をとり、ちまちま刺身を浸して食べているが、俺は醤油さしから直接どんぶりに醤油をかけ回しガツガツとどんぶりに口をつけかき込む。どんぶりはこうあるべきとの自論だ。カウンター越しの板前がコイツはわかっていると見つめていた(ような気がする)。

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AM11:20に聖地の暖簾をくぐる、10匹のロンリーウルフが狭いカウンターに取り付き酒を煽っている。珍しく雌オオカミの群れが3匹ほどテーブル席に。

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最初の一杯は聖地以外ではなかなかお目にかかれない「SAPPOROレッドスター 570円」に決まっている。大瓶から黄金色の麦酒をガラスの聖杯に注ぎ込み、一気に喉へ放り込む。冷たく発泡する芳醇な液体が胃袋に流れ込み、鼻から麦芽の香りが抜けていく。

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レッドスターに合わせるのは「串カツ 360円」に決まっている。ウスターソースをぶちまけサックサクのコロモに噛り付けば、熱々の豚バラの甘い脂とネギの香味がウスターの酸味と混然一体となり味蕾を覆い尽くす。そこに冷たいレッドスターで追い打ちをかける、最後は至福の余韻が残るだけだ。

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満を持して「梅割り 220円」を所望する。よく冷えた茶褐色の液体を一升瓶から直接トクトクトクと注いでくれる。表面張力で盛り上がったコップのふちに口から迎えにいきジュルっと啜る、焼酎の苦さに梅由来の渋みが加わりビターな味わい、舌に含ませるように転がすとフレッシュな梅の香りが立ち上がってくる。これは梅干しでもシソでもなく、青梅本来のフレーバーですね。これがあるから聖地巡礼は止められない。でも俺以外のロンリーウルフは誰も飲んでいない、ふっ、まだケツが青いウルフばかりのようだ。

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追加のオーダーは「肉豆腐 250円」に「もつ煮込み 170円」煮込みは聖地の鉄板メニューでもつとコンニャクとネギのみのストイックさ。そこに七味をたっぷり振りかけ、梅割りを追加オーダーし器の底に残った汁も味わい尽くす。う~ん、とっても満足、滞在時間はAM11:20~11:50の30分で支払いは1,790円(税込)、昼酒を嗜むロンリーウルフは長居は無用、30分以内で切り上げるのが作法ですね。

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また、来年の今ごろ巡礼にうかがいます。それまで何も足さず、何も引かずこのままでいてください。

おしまい