近所のアウトドアショップ「iLbf」が濃すぎる件

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10/1に近所の商店街に突然アウトドアショップがオープンした。名前は「iLbf」イルビフと読みます。そのコンセプトは以下のとおり。

iLbfとは...

iLbf(イルビフ)と読みます。
 I Love the bonfire.「 私は焚火が大好きです。」より
頭文字をとって名づけました。
 火は、人類とともに当たり前のように存在しています。
いつの間にか火の周りに人が集まり、食事をし、語り始める不思議な空間。囲んで過ごす際に感じる不思議な感覚、そんな焚火空間を提供できるお手伝いができればいいな、と思い店を進めております。

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ショップの前の緑地にど~んと大きなコットンテントが張られており、とても目立ちます。シャッターが閉まったままのお店が多い商店街の期待のほどが伺える。早速ショップに入ってみましょう、明るく入りやすい雰囲気です。

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そのコンセプトどおり主力商品は「薪ストーブ」この分野はまったく未知の世界なのだが、真冬にビッグサイズのトンガリテントに防炎加工した煙突を通す穴をあけ、薪ストーブをインストールしヌクヌクと温かいキャンプを楽しむ趣味人がいるんですよね。

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レジカウンターや商品ディスプレイ用テーブルの下には薪が積みあがっており、欅や樫など樹木ごとに特製を明記し販売している。ストーブのみならず薪の販売にもかなり力を入れているようだ。

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薪といえば当然「薪割り」が必要になってくる、その方面も抜かりありません。スェーデンのトマホーク「Hultafors(ハルターフォース) クラシックス」全部1諭吉越えの逸品揃いですね。う~ん、欲しいような欲しくないような。

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ストーブ以外の火器は「MANASLUバーナー」のみ!50年以上前から国内で生産されているケロシン(灯油)を燃料としたレトロなバーナー。重さが1Kg以上あり登山に持っていくような代物ではないが、第一次登山ブームの頃はコレを標高3,000m以上に担ぎ上げていたらしい。う~ん、昔の日本人の根性と体力はスゴイですね。

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ランタンも「PETROMAX」や「FEUERHAND」など全てケロシン(灯油)ランタン。あれ、1個だけ「Coleman」のホワイトガソリンランタンがありますね?どうせなら100%ケロシンで統一しコダワリ感をだせばイイのにと思ったのだが、後でネットで調べたら「Coleman 639C700」と言うケロシンランタンなのであった。う~ん、このショップはスゴイ!徹底して薪とケロシン(灯油)に拘っている。

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そんな中で私の琴線に触れたのは「California Patio」のカセットガスヒーター。このショップで唯一のガスを燃料とする製品。特に上段のブルーグレーがcoolでカッコいい、このカラーは前から欲しかったのだ。

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もう1点はテーブルに敷かれているラグ?グレーを基調にレッドやブラックなどオシャレな縞模様がカッコいい。裏はちょっとゴワゴワしたベージュ色で素材はコットンのようだ。コットンなので直接地面に敷くのはアレだが、オールウエザーシートの上に敷いて「パンダテント」のお座敷スタイルで利用すればイケてる気がする。

普通アウトドアショップは「Coleman」や「LOGOS」あたりがメインで、ちょっと判ってる風なら「SNOW PEAK」や「MSR」「trangia」を取りそろえる訳だが、このショップにはそれらは皆無、そもそもガスカートリッジすら売っていない。いゃ~スゴク濃い店だ。ららぽーとIKEAの近所なのだが、メインの通りに接しておらず立地条件ははっきり言って良くない。通りがかりにフラッと入ってみる的なことはほぼ期待できないし商品も高額なモノがメイン。コンセプトを理解し、趣味嗜好が合致した客のみがわざわざやってくるショップなのだ。う~ん、どうなんだろう、さらに先鋭化すれば希少なショップとしてコアな客を掴み繁盛しそうな気もするが、はたして需要がどの程度あるものなのか微妙な気もする。でも、こんなコダワリの濃いショップが近所にできたのも何かの縁だろうから、個人的には応援したい。まずはカセットガスヒーターとラグを購入してみる。

おしまい