2016冬ドラマ 第1話を観終えた感想

悪党たちは千里を走る
TBS 水曜日11:53~
評価:★★★(継続視聴)
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貫井徳郎が、2005年に書き下ろした同名小説の実写化。天才犯罪者によって誘拐事件の犯人に仕立て上げられた3人の男女が、その計画を実行すると同時に犯罪者の正体を追っていくストーリー。
ネットを観ていると、あの「ムロツヨシ」が主演的な表現が多いが「ムロツヨシ」って役者が主演するのってそんなに訴求効果があるものなの?たしかに最近宅配ピザやソシャゲーのCMで見かけるが?原作が貫井徳郎の小説なので演出がよっぽど勘違いしない限り面白いドラマであることは間違いないですね。いつのまにか誘拐犯に仕立て上げられというクライム・サスペンス・コメディーで第1話も楽しめました。今後の展開が楽しみです。

臨床犯罪学者 火村英生の推理
日本テレビ 日曜日10:30~
評価:★★(とりあえず継続視聴)
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有栖川有栖による小説が原作。謎と闇を抱えながらも犯罪捜査にストイックな姿勢を見せる大学の准教授・火村英生を斎藤が、彼の葛藤と脆さを救おうと使命感を持つ小説家・有栖川有栖を窪田が演じる。
ドラマの一方の主人公(窪田)の役名がそのまま「有栖川」う~ん、原作者の名前がそのまま探偵役の役名になっているあたり原作者・有栖川有栖の自意識過剰な自己陶酔が見え隠れし気持悪い。有栖川有栖の小説は「双頭の悪魔」など3冊位読んでおり不可能犯罪のトリックはさすがに素晴らしいのだが、そこに至るまでの過程というかストーリーが面白くない。最後の驚愕のエンディングに向け淡々と説明文が綴られている感じであまり好きな作家ではない。まぁ~TVドラマなので視覚に訴えた演出が可能なので、その辺の冗長なストーリー展開は押さえられているようだ。でも相変わらず斉藤工ボサボサの前髪の間から見えるトロンとした眼とポカンと半開きの唇がウザい(笑)

フラジャイル
フジテレビ 水曜日22:00~
評価:★★(とりあえず継続視聴)
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病気の原因と発生の仕組みを研究・解明すると同時に、所見により、患者への診断を科学的に確定させる職責も担う“病理医”の闘いと活躍が描かれる。長瀬は、イケメンだが偏屈で、患者の命と医療の正義のためなら相手が誰であろうと衝突をいとわない、「強烈な変人だが、極めて優秀」と周囲から表される天才病理医・岸京一郎を演じる。
偏屈で変人と番宣では謳っているが普通の人。能力に自信がありある意味真面目なサラリーマンであればこんな感じの人はいっぱいいると思う、まぁ~ゴマ擂らないので出世はしないだろうが。でも今時、上司にゴマ磨って出世してもシャープや東芝みたく何時なんどき会社がどうなるかわからないし、最近の若い社員は価値観が違うのでそもそもゴマなんか擂らないし、旧来の価値観のおじさんは、なんで上司の俺にゴマを擂らないんだとストレスが溜まる一方でしょうね。

ナオミとカナコ
フジテレビ 木曜日22:00~
評価:★★★(継続視聴)
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奥田英朗の最新長編小説が原作。誰にでも起こりうる日常を舞台に、圧倒的なスピード感とスケール感で前代未聞の犯罪を遂行するヒロインたちの姿が描かれる。
うん、これも奥田英朗の小説が原作なので間違いないでしょう。ナオミ(広末)とカナコ(内田)は親友だがカナコの旦那がDV野郎であることが判明。ナオミは親友のカナコを救うため2人でDV旦那の殺害を計画する訳ですね。周辺には痴呆症の資産家や怪しい中国人の女性実業家、DV旦那にそっくりな密入国者などコマが配置されておりナオミがそのコマをどのように操り、捕まらない殺人を実行するのか第1話目から引き込まれた。2016冬ドラマの中で現時点ではナンバー1に認定。

NHK 日曜日20:00~
評価:★★★(継続視聴)
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戦国時代最後の名将・真田信繁(幸村)。好奇心にあふれ、冒険を好み、天才の父、秀才の兄の背を追いかけながら、故郷に住む家族と共に乱世を生き延びていくため、迷い、悩み、苦しみながら成長していく家族愛に溢れた次男坊・信繁の物語。いつしか、覇者・徳川家康をも恐れさせる伝説の武将となっていくのであった。
NHK大河ドラマは視聴したことがなく「真田丸」が初大河だ。小説もそうなのだが「ござる系」の時代劇が基本苦手。さらに「真田丸」の脚本があの三谷幸喜、三谷さんの映画はTVで何作か視聴させていただいたが面白いと思ったことがない。コメディーなんだろうが重鎮と呼ばれる俳優にコメディー的な演技をさせそのギャップでしか笑うポイントが無いという印象。なので視聴予定はなかったのだが主人公(堺雅人)の父親役の草刈正雄の第1話の演技がネットで絶賛されていたので再放送で視聴したらとっても面白かった。草刈さんと私は1982年12月に角川映画第一弾として公開された大藪晴彦先生原作の映画「汚れた英雄」で共演した仲であり、彼の活躍を自分のことのように嬉しく思う。(私はサーキットの観客のエキストラ)

わたしを離さないで
TBS 金曜日22:00~
評価:★★(とりあえず継続視聴)
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英国のベストセラー作家が2005年に発表、同国内で100万部を超える大ヒットとなった同名小説をドラマ化。世間から隔離された施設で“良質”な教育を受けてきた3人の子どもが、ある日、生まれながらにある使命を与えられた“特別な子ども”であると教えられる。自らの“本当の運命”を知った3人が絆を求め、人を愛することで生きる希望を得ようとする、愛情、友情、絶望、希望、生と愛が絡み合うヒューマンラブストーリー。
まぁ~構成上仕方ないことだが幼少期と現在が入れ替わり進行するため話のテンポが悪いし、子供2人が音楽に合わせ踊るシーンが数分続くなど演出がウザい。隔離された子供たちの使命とは病気や事故により臓器移植が必要となったセレブや有力者への臓器提供者となるため飼育されてきた訳で、その子供たちが成人となり使命を全うする者、使命から逃れようとする者などストーリーは非常に魅力的。なのでもう少し我慢して継続視聴する予定。

日本テレビ 土曜日21:00~
評価:★★(とりあえず継続視聴)
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闇夜をかける世間を賑わす天才怪盗犯「山猫」。彼が現れる所、鮮やかに盗み出されるは大量の資金。暴かれるはそこに蔓延る悪事の証拠。彼は、世紀の大怪盗か。はたまた正義の味方なのか。正義が笑われる世の中に、真の正義を問う怪盗エンターテイメント。完全予測不能な圧倒的大どんでん返しの数々。新たな怪盗ヒーロー、現る。
義賊として一般市民からは英雄視されている犯罪者「山猫」を演じるのはカツーンの亀梨君だが、かん高い声でわめき散らすセリフが多くうるさいしウザい。これは★1つで視聴停止かと思ったいたが第一話ラストで仲間であるドランクドラゴンの塚地を射殺してしまう。この射殺が本当に亀梨が行ったのであればとんでもないブラックドラマとして魅力的。なのでとりあえず継続視聴、まぁ~真実は亀梨は射殺していないになるのだろうが、そこに至る過程に興味が沸いた。

お義父さんと呼ばせて
フジテレビ 火曜日22:00~
評価:★★★(継続視聴)
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遠藤演じる中堅専門商社の部長・大道寺保(遠藤憲一)が、渡部演じる一流総合商社の取締役・花澤紀一郎(渡部篤郎)の愛娘・美蘭(蓮佛美沙子)と出会い、年の差を乗り越えて結婚を決意することから展開。まるで異なる生き方を歩んできた51歳のオッサン2人が、「結婚したい男」と「結婚させたくない男」として、娘をめぐり激しくぶつかり合う姿をコミカルに描く。
遠藤さん、渡部さんどっちも巧い俳優だが特にコメディーは最高ですね。年齢的に同世代であり年頃の娘もいるので自分に置き換え疑似体験的にドラマを楽しむことができる。

東京センチメンタル
テレビ東京 金曜日24:12~
評価:★★★(継続視聴)
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東京・言問橋の老舗和菓子屋「くるりや」の職人・久留里卓三が繰り広げる恋模様を描いた、完全オリジナルドラマ。ちょっぴり切なくて、ノスタルジックな気分になるような大人のラブストーリーだ。
55才の主人公・吉田剛太郎が毎回登場するマドンナに惚れ、気がありそうな仕草に一喜一憂し東京各所でデートを重ねるが最後は失恋するというお決まり鉄板のストーリー。まぁ~渥美清主演「フーテンの寅さん」へのオマージュですね。なので第1話の舞台は柴又、帝釈天や江戸川サイクリングロードなどHMNやポタリング同好会にもお馴染みの場所が登場し面白い。吉田さんは舞台俳優出身らしいが最近売れてますね。最初にTVで認知したのは西島秀俊主演の「MOZU」の暗殺者役であったが、確かに存在感がありますよね。歳が一緒なので吉田剛太郎と佐藤浩市が個人的にはライバルだと思っている。見た目はいまのところ遜色ないですね。

TBS 金曜日25:55~
評価:★★★(継続視聴)
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17年前、アフリカの戦場に決して死なない人間が現れた。以降、まれに人類の中に現れる、その決して死なない未知の新生物をひとは「亜人」と呼んだ。夏休み直前、一人の日本人高校生が下校時に交通事故に遭って即死。生き返った少年には多額の懸賞金がかけられた。そして、全人類を相手にした少年の逃避行が始まった。
唯一アニメからエントリーされた「亜人」死なないとわからない新生物「亜人」と認定された少年の逃避行とおそらく逆襲が描かれるアニメだろうが、異形のモノである「進撃の巨人」や「寄生獣」に通じる面白さがある。日本の深夜帯のアニメは「萌え」か「Cool」のどっちかですから、これは面白いはず。

おしまい