本日(6/14)は昼から一人真摯に酒と向き合う、そう俺はロンリーウルフ。一軒目は流山の「串カツ 田中」ウィークデーはPM17:00からの営業だが土日はAM11:00に開店する昼飲み推奨店だ。流山界隈のロンリーウルフがさぞかし集まっていることだろう。AM11:15ごろ入店、先客は幼い子供をつれた家族連れのみ。あれ？流山のロンリーウルフは絶滅してしまったのか？
プレハブちっくな外観だが、店内はすっきりしており2台の壁掛け液晶TVがロンリーウルフには嬉しい。椅子がチープな丸イスなのも大阪っぽくてイイんじゃないですか。
お通しはキャベツ、2度つけ厳禁のソースがたっぷり入ったアルミ容器と共にサーブされる。酒は角ハイボール(350円)をチョイス、ソースは箸入れも厳禁なので手でつまんだキャベツをソースに浸しパリパリ食べる。一般的なブルドッグウスターソースに比べスパイシーな風味は弱く甘味が強い。う～ん、なるほどこれが大阪テイストなのであろう。
右からタマネギ(100円)×2、レバカツ(120円)×2、串カツ豚(120円)×2。当然ながら揚げたての熱々。脂の芳ばしいイイ香りが漂ってくる。
熱々のタマネギの串揚げを特製ソースに浸すと微かにジュッと音がした。2度つけ禁止なので後悔しないようタップリと万遍なくソースの海で泳がせる。思いのほかタマネギが大ぶりでシャキッとした歯応えが残りつつ、しっかり熱が入ったことによる甘味が引き出され、コロモの芳ばしさと脂のコクに甘口の特製ソースが加わり絶妙な旨さ。ソースにどっぷり浸したのに熱さは変わらずアジアジと咀嚼しながらハイボールを流し込む。ウイスキーの苦みと炭酸の刺激、レモンの香りが甘いソースの余韻を洗い流し口中をさっぱりとさせてくれる。これは何本でもイケますね。レバカツの臭み(褒め言葉です)と豚串カツの安定した旨さでハイボールを飲み切る。
ホルモン焼き(600円)、値段のわりに量が少な目コスパはあまりよくないかもしれない。だが、甘辛の醤油ダレで焼き付けられたホルモンが噛みしめると直ぐにトロリと溶ける脂の部分と、噛み切れない弾力のある部位のバランスがよく、甘い脂のコクをず～っと咀嚼しながら味わい続けることができる。醤油ダレの塩梅もよくコレは美味しい。コスパは悪いが食べるべき逸品ですね。
酒はオリジナルのカップ酒(320円)を冷やで。スッキリ淡麗な飲み口で結構イケる。いや～旨かった、30分ほどでお会計。昼飲みのロンリーウルフは長居はしない、酒は2杯までと決めているのだ。
2軒目は地元の「つけ麺 郷」昨年開店したラーメン屋だが、ネット情報でチョイ飲みセットなるロンリーウルフ用メニューが用意されているらしいので初入店。先客はアジア系外国人4人組だけだったが、カップルや親子連れが次々と入店しあっと言う間に満席、繁盛しているようだがロンリーウルフは見当たらない。早速メニューを吟味、チョイ飲みセットはビール、ウーロンハイ、レモンハイから酒をチョイスしおまかせツマミが3品ついて600円。レモンハイでオーダーする。
おまかせツマミ1品目は「味玉」醤油ダレが沁み込んだトロトロの黄身が美味しい。ウン！ラーメン屋らしい気の利いたツマミで1品目として相応しい、店主のセンスの良さを感じる。
2品目は「牛肉の煮込み」甘さ控えのキリッとした醤油味で牛肉とダイコン、コンニャクが煮込まれておりあしらいに茹でたホウレンソウとネギ。う～ん、これも旨いが完全に居酒屋メニューですね。このラーメン屋は侮れない。
ラスト3品目は「水餃子」モッチリと茹でられた餃子に濃厚なニンニクダレがかかりインパクトのある逸品。餃子は野菜メインで白菜とニラの甘味と風味で優しい味わいだがニンニクダレがキリッっと引き締めている。これもイイ。
チョイ飲みセット(600円)は非常にコスパに優れた逸品。店主のセンスと経営努力に脱帽です。アルコール類は全て300円均一なので、酒をおかわりしても1,000円以内に収まる、う～ん素晴らしい。イイ店ができてよかった。
〆は「ラーメン 650円」無料でご飯か大盛りを選択可能なので大盛りを選択。スープは豚骨と魚介のWスープだが魚介の風味が勝っているようだ。麺は今どきの中太麺で茹で加減も申し分なし。トッピングはチェーシュー、メンマ、焼き海苔、ほうれん草にネギとオーソドックス。う～んレベルの高いラーメン、お薦めです。
おしまい
