6月1日から自転車の罰則が強化されます

6月1日から自転車危険運転の罰則が強化されるとマスコミが騒いでいますね。正統派自転車ブログ@埼玉を標榜する拙ブログとしても取り上げない訳にはいかないであろう。主な罰則強化による変更点は以下のとおり。

■2015年5月31日以前
 自転車で酒酔い運転や信号無視、一時停止違反、車道の右側通行、スマホ操作の片手運転などが警察により摘発された場合、直ちに略式起訴され裁判所から呼び出しがかかり罪状を認めた場合(認めない場合は最高裁まで争う)、罰金刑(酒酔い運転は100万円以下、信号無視は5万円以下の罰金)が科せられ前科者の仲間入り。

■2015年6月1日以降
 自転車で酒酔い運転や信号無視、一時停止違反、車道の右側通行、スマホ操作の片手運転などが警察により摘発された場合、1回目はお咎めなし3年以内に2回目の違反を摘発された場合、受講料5,700円の講習会(3時間)を受講する必要がある。受講しなかった場合は50,000円以下の罰金が科せられるが前科は付かない。図で表すと以下のとおり(出典:警視庁)

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う~ん、純粋に評価すればこれは罰則軽減ですね。これを罰則強化と報道するマスコミも如何なものかと思いますが。罰則が軽減された分、警察は摘発を躊躇わなくなり結果として今まで見逃されていた行為がOUTになります。取り締まりのメインはスマホ操作、ヘッドホン着用、無灯火、二人乗り、信号無視あたりになり、通行区分違反(歩道走行、車道右側逆走)は今まで通り見逃されると思われる。そもそも白チャリ(警察専用の白い自転車)が歩道しか走らないし。
でも2OUT/3年で講習会受講または罰金は結構厳しいですね。これを回避する手段としては免許証やマイナンバー等身分を証明するモノは一切身に着けない、防犯登録のシールは貼らないことですかね。デタラメな氏名、生年月日、住所を申告しておけば2OUTにはならないでしょう。でも身分詐称により利益を得る(罰金を払わずに済む)訳でバレた場合は詐欺罪や偽計業務妨害罪で前科者の仲間入りする可能性もあるので、自己責任でヨロシク。

おしまい