その1はこちら
峠の東屋で焼酎のお湯割りを飲んでいると夕陽が南アルプス方面に沈んでいきます。
空の色が茜色に染まったと思ったらピンクになり最後は群青色で夜の帳が下る。
陽が落ちるとグッと冷え込んできた。それぞれダウンを着込み焼酎のお湯割りをグビグビと。
本日のメインディッシュはサンマの開きを一人一匹、なんて贅沢なんだ。
翌朝はAM6:00に起床。残りの豚汁を食べ、コーヒーを飲んだら山菜取りに出発。
早朝に合流したWC氏を含む我々5人はコンビニ袋を手に、茫漠とした狩場に散る。
眼がワラビに慣れてくるとニョキニョキ生えているのが見えてくる。今回は近年稀にみる豊作、小1時間で晩酌6~7回分くらいの収穫。IT隊長やWC氏はご近所に配れるほど獲ってました。
自宅に帰り着いたらまずはワラビを水洗い。次に家で一番大きい鍋にタップリの湯を沸かし、沸騰したら重曹を適宜投入しワラビを沈め蓋をして火を消す。そのまま5時間放置プレイ後、30分ほど水にさらす。発がん物質を含む穂先は取り除きかつお節をトッピングすればワラビのおひたしの完成。酒は黒白波のお湯割りで。
歯応えはシャキシャキと軽快だが、咀嚼すると次第にヌメリを帯びほのかな苦味とエグミが口中に広がる。そこにイモ焼酎を含めばイモの甘味との見事なコラボ。う~ん自分で収穫した春の味は格別ですね。
おしまい