郷ひろみ Love

中学生の頃はフォーク全盛でお約束どおりフォークギターを親にねだり買ってもらいNSP(Natto Soramame Peanut)のコピー練習に明け暮れる毎日。高校・大学は所謂ニューミュージックと歌謡曲の黄金期で「ザ・ベストテン」等のTV歌謡ショーをよく視聴していた。そんななか郷ひろみが好きだった、ライオンワオワオショーで仙台に来た時には宿泊ホテルで出待ちしたものだ。一般的に郷ひろみの代表作といえば「二億四千万の瞳」や「GoldFinger'99」だろうが、俺は70年代後半から80年前半の楽曲が好きだ。なので年代順にお気に入りを紹介しましょう。郷ひろみに興味が無い方はスルーしてください。

恋の弱み
発売日 :1976/2/1
作詞作曲:橋本淳・筒美京平
~ミルクの好きな子猫を抱きしめて君はいつものエレベーターに乗る~70年代のヒットメーカー筒美京平の作曲でノリノリのロックンロール。疾走感がたまらない。


悲しきメモリー
発売日 :1977/5/1
作詞作曲:小谷夏筒美京平
~よせよ口紅をそんな色にしても泣きたい気持ちはよくわかる~失恋した女性に上から目線で『おまえの気持ちは痛いだろう』とか『恋の女神もいつかはおまえに微笑むだろう』とかおまえ呼ばわり、S全開だ。

洪水の前
発売日 :1977/7/21
作詞作曲:岡田富美子橋本淳・筒美京平
~悩ましすぎる きらめきすぎる罪だよ やさしく僕に罪ほろぼしをしてほしい~タイトルの意味がよくわからん部門でトップの楽曲、アイドルの楽曲タイトルが「洪水の前」とはある意味シュール。

禁猟区
発売日 :1977/12/5
作詞作曲:阿木燿子・宇崎竜童
~もうこれ以上はダメよって君は急にキスの途中で眼を開けるからツイードのジャケットとハンチングで「夜のヒットスタジオ」でセット中を走り回っていたのが印象的。個人的べスト3に入るタイトル。

バイブレーション
発売日 :1978/3/21
作詞作曲:島武実・都倉俊一
~ビリビリして昼下がりは素肌に痛い、缶のビール飲み干すにも日差しが眩しい~バイブレーションが連呼されます。気持ちイイバイブレーション、愛すべき病気のバイブレーション。あ~バイブレーション。

地上の恋人
発売日 :1978/12/21
作詞作曲: 阿木燿子筒美京平
オリコン:17位
~一時間も待たせた待ち合わせ場所、君はゆっくり階段を降りてくる郷ひろみの楽曲のなかでは地味な部類と思われるが私は好きだ。哲学っぽくエロスが香る味わい深い歌詞にスピード感がたまらない。

ナイヨ・ナイヨ・ナイト
発売日 :1979/3/21
作詞作曲: 阿木燿子筒美京平
オリコン:24位
~迷惑なんだよそういう感じ、手の届く恋なら眠っていたほうがマシさ~地上の恋人同様、阿木燿子筒美京平コンビによる意欲作。結局この頃の郷ひろみが一番好きかもしれない。

マイレディー
発売日 :1979/9/21
作詞作曲: 唐沢晴之介
~あーああぁ~このままでは胸が張り裂けそうだマイレディーオンリーユー~哀愁を帯びたフラメンコ調の旋律に乗せ愛する女性への感情を切々と歌い上げ、大人のシンガーとして認知された名曲。

How many いい顔
発売日 :1980/7/21
作詞作曲: 阿木燿子・網倉一也
~ジゴロを気取ったくわえ煙草を真っ赤な爪が奪ってゆくよ~軽快でインパクトのあるイントロが印象的な歌謡曲らしい名曲。個人的にベスト3に入る大好きな曲でいまでもたまに口ずさむことがある。

発売日 :1980/11/1
作詞作曲:阿木燿子・都倉俊一
オリコン:15位
~中途半端にぶら下がってる銀の枯れ葉がボクの恋だよ、ひと風吹けば歩道に落ちて夢と一緒に踏まれてく~カタルシスって言葉はこの曲で初めて知りました。アカデミックで哲学的な名曲ですね。

お嫁サンバ
発売日 :1981/5/1
作詞作曲: 三浦徳子小杉保夫
恋する女は綺麗さ決してお世辞じゃないぜ、ため息混じりの頬についこの手のばしたくなる~大学生の頃は宴会の余興で振付つきでよく歌ってました。80年代初頭の右肩上がりのバブル前夜の空気感がGood!

哀愁ヒーロー Part1・Part2
発売日 :1981/11/1
作詞作曲: 三浦徳子中村裕
オリコン:16位
~砂漠のようだよこの街は闇に吼える、ビル街を抜ける風がいま肌を刺すよ~抑え気味の序盤から徐々に中盤で盛り上がり、終盤はバラード調のPart2でフィニッシュ。


おしまい