Varanasiに向かう列車で。
ランチを食べるインド人。
満足げな笑みを浮かべナーンを手に持つ男性。ステンレスの食器にはカレーとインディカ米だけで他におかずはない。フォークやスプーンの類も見当たらないので伝統に則り手で食べているようだが、ナーンを両手で持ってますね?インド流において左手は「不浄」のものとされ右手のみで食するものと思ってました。笑みの正体は「まぁ~そんな固いこと言うなよ兄ちゃん」的な苦笑いか?いずれにしても美味しそうであることに変わりはない。
路上でカレーを煮込むダルシム。
大鍋に辛そうで真っ赤な食材がグツグツ煮込まれており、左手に持った青い容器からまさに秘伝の企業秘密的なナニかが投入されようとしている。横のステンレスの巨大なボールに山積みされた茶色い物体は何であろうか?インド人は菜食主義のはずなので肉ではないと思うが、野菜っぽくもない謎の食材。でもこの調理人、異様に長い手足にスキンヘッドとまるでストリートファイターのダルシムのようだ。幻の炎を操り、関節を外して伸ばした手足で遠距離から攻撃してくるやっかいなキャラクターであった。
おしまい