The photograph from India

息子がインドに渡ってほぼ半年がたつが、FacebookTwitterで近況をチェックするとIndia Loverが進んでいるようでインド好きすぎ自慢をFacebookで繰りひろげている。そんな彼のFacebookにインド人の写真が掲載されている訳だが、すごくイイ写真に見えてしまう。彼に写真の才能やテクニックがあるとは思えないのだが、インド人をartisticに撮る特異なセンスがあるのかもしれない。あるいは被写体のPowerというかSpiritual的なものが大きく作用しているのか?

イメージ 1

Varanasiに向かう列車で。

インド人は痩せて引き締まった体型をしており、そこに猛禽類を想わせる三白眼のマナコが炯炯と眼光鋭く、創造と破壊の神であるシヴァ神使徒のようだ。列車内に並んで座っている彼らは知り合いなのか、赤の他人なのか知る由もないが白髭以外は業(カルマ)と輪廻(サンサーラ)、カースト(ヴァルナ)など使徒としてシヴァ神の教えをカメラ目線で送り込んでくるようだ。白髭は泰然としているが胸元から垣間見える白胸毛が半端なくやはり只者ではない。

イメージ 2

ランチを食べるインド人。

満足げな笑みを浮かべナーンを手に持つ男性。ステンレスの食器にはカレーとインディカ米だけで他におかずはない。フォークやスプーンの類も見当たらないので伝統に則り手で食べているようだが、ナーンを両手で持ってますね?インド流において左手は「不浄」のものとされ右手のみで食するものと思ってました。笑みの正体は「まぁ~そんな固いこと言うなよ兄ちゃん」的な苦笑いか?いずれにしても美味しそうであることに変わりはない。

イメージ 3

路上でカレーを煮込むダルシム

大鍋に辛そうで真っ赤な食材がグツグツ煮込まれており、左手に持った青い容器からまさに秘伝の企業秘密的なナニかが投入されようとしている。横のステンレスの巨大なボールに山積みされた茶色い物体は何であろうか?インド人は菜食主義のはずなので肉ではないと思うが、野菜っぽくもない謎の食材。でもこの調理人、異様に長い手足にスキンヘッドとまるでストリートファイターのダルシムのようだ。幻の炎を操り、関節を外して伸ばした手足で遠距離から攻撃してくるやっかいなキャラクターであった。

おしまい