HMNや登山部 涸沢トレッキング備忘録

7/26~7/29に実施した涸沢トレッキングは上高地バスターミナル(標高1,500m)から涸沢ヒュッテ(標高2,300m)まで800mの高度を自力で登った初の経験であり、反省点や留意点が多々あったので今後に活かすため備忘録として記載しておきたいと思う。まったくの登山初心者である私個人の備忘録なので、暖かい目で見てください(写真と本文は関係ありません)

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①着替えはなくてよい(夏季限定)

着替えとしてモンベルクールウィックロンロングスリーブシャツ2枚、ブリーフ2枚、ウールソックス2枚をパッキングし担いでいったが結局着替えたのは靴下のみであった。アウトドア用新素材を使用したクロージングは速乾性と防臭性に優れており、今回も横尾大橋~本谷橋付近まで土砂降りの雨で下着まで濡らしてしまったが涸沢ヒュッテのベンチで生ビールを飲むころにはほぼ乾いていたしそれほど汗臭くもない。また、山小屋は基本風呂は無いのでパンツの着替えもなんだか面倒くさい。よって2泊3日程度であれば着替えはいらないと思う。これで500g荷物を軽量化できるはずなので軽量化のメリットのほうが大きいと思う。ただし冬季は濡れたらすぐ着替える必要があるのでこの限りではないし、そもそもこのブログを読んでいる初心者が冬季登山をすることは想定していない。

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スマホ防水ケースはあった方がよい

今年の4月に購入した初スマホNexus5は土砂降りの本谷橋付近でポケットの中で水没し電源入らずとなってしまった。なんとなくポケットに入れておけば大丈夫感があったのだが、シリコン製のケースとスマホの隙間に水が入り込み長時間、水に浸した状態となってしまったようだ。修理には数万円かかるであろう、あぁ~モッタイナイ。幸いsimは活きていたので現在はイーモバイルさんから借用したデモ機の富士通Arrowsを使用しているがNexus5の足元にも及ばないですね。なので防水ケースはあったほうがよい。

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③ウォーターボトルホルダーはあった方がよい

今回、水分補給用にナルゲン口広 1Lボトルをバックパックのサイドポケットに収納するスタイルを採用したが、パックを背負ったままサイドポケットからボトルを取り出すのは困難で必然的に水分補給はバックパックをおろす大休止の時だけになってしまった。その結果、私の両手は水分不足でジャンケンのグーができないくらいパンパンに浮腫んでしまった。涸沢ヒュッテで救助隊員からのアドバイスがあったが、水分は1日2L必要で、20~30分ごとに補給するのが良いらしい。となると行動中でもボトルの取出し、収納が簡単にできることが必要になってくる。ネットでリサーチした結果、モンベルの「アジャスタブルボトルホルダー」がバックパックのウエストベルトやショルダーハーネスにも取り付け可能なので、イイかもしれない。小遣いをためて導入してみようと思う。

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④行動食は酒のつまみでよい

あくまで上高地~涸沢ヒュッテのピンポンダッシュ前提ですが、行動食は酒のつまみを用意したほうがトータル幸せな気がする。ドライマンゴーやナッツ、ハイカロリーゼリーやエネルギーバーを用意すると登山気分を盛り上げる効果はあるが、今回の行程は明神、徳沢、横尾と補給場所が充実しており、道迷いの可能性もほぼ無いので高カロリーな行動食はあまり必要なかった。それよりヒュッテのテーブル席での生ビールやエバニューカワセミボトル600mlで担ぎ上げたウィスキーを飲む際、行動食の柿の種が一番重宝した。なので理想的な行動食は魚肉ソーセージ、柿の種、6Pチーズ、ビーフジャーキー、チョコレート(ウィスキーに合う)などであろうか。また、行動食より重要なのがサプリメントだ。今回はイケてるサプリ「MAGMA」を用意したが疲労回復、筋肉痛緩和に効果があった気がする。

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⑤事前に筑波山に登っておいたほうがよい

涸沢トレッキングの予行練習としてTKHS氏と筑波山に登っていたが、これがかなり効いたように思う。筑波山神社(標高 270m)から女体山(標高 877m)の高度差600mを登るわけだが、距離はたったの2.8Kmしかない。だから最初からいきなり急登でほぼ平坦な所がなく登りが延々と続くのだ、これはかなりキツイ、本当に女体山ピークハントは死ぬ思いだった。その点、上高地ヒュッテは高度差800mだが距離は16Kmもある、もっとも最後の本谷橋~涸沢ヒュッテ間の距離2.4Kmで高度500mを一気に登る訳だが、それまでに助走区間があるので筑波山の10倍は楽に登れた。なので筑波山を事前に経験していると良いかと思います。

おしまい