リオネル 隣の県で洋食の美味しい店を探す

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ポタリングの楽しみは何気ない風景や日常の写真を撮る事と美味しいご飯を食べることだと思っている。自動車メインの移動では見つけにくい食堂やラーメン屋、レストランをポタリングで見つけ出し、そこが美味しかったら大満足ですよね。私的ポタリング飯処はジャンル別にラーメンなら「福や」「福龍亭」「どさんこ村」、餃子なら「はまなす」「金町餃子」、炒飯なら「昇華」、和食なら「魚考」「鳥の王様」、洋食なら「ごくう食堂三流亭」といったところか。こうしてみると洋食がちょっと弱いですね。元々地元に洋食店が少なく、お手軽にサイゼリヤで済ませることが多い。サイゼリヤはリーズナブルで気軽に利用できるのでお気に入りではあるが、時々ちゃんと作った洋食が食べたくなる。「三流亭」も悪くはないがコレといった決め手に欠ける。なので本日(1/12)のポタリングは隣の千葉県流山市まで洋食の美味しい店をリサーチに行くことにした。行き当りばったりでは効率が悪いのでネットである程度のあたりをつけてから出発。

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リオネルで江戸川を渡り流鉄流山線鰭ヶ崎駅に到着。この難しい名前の駅は「ヒレガサキ」と読みます。非常に小じんまりした駅でSuicaPASMOは使用できず駐在の駅員さんが改札を行っている。

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レトロな感じがステキ、運賃表や時刻表も手書きだ。運賃や時刻を改定したらこの古めかしい状態を維持したまま修正するのは結構大変ですね。

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駅を出て正面は3台程度止められる駐車場があるだけですぐ民家になっている。左側にはこれまたイイ雰囲気の「丸十パン屋」がありました。店内は演歌歌手のポスターが貼られており店員さんは不在のよう、入店して声をかければ現れるパターンのようだ。焼き立て(そもそも此処で焼いているか不明)や作りたてとは程遠いように見える「ジャムサンド 100円」「うぐいすパン 100円」がサランラップに包まれショーケース越しに陳列されている。とりあえず本日はパス、いずれ入店し評価する予定。

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パン屋の並びに本日のリサーチ対象「とんかつ洋食 マツノ」を発見。コック帽をかぶったコックのフィギュア(?)が「とんかつ洋食」ではなく本当は「ポークカツレツ洋食」であることをアピールしているようだ。これは期待が持てる、しかし残念ながらノレンはガラス戸の内側であった。ネット情報では定休日は木曜日のはずだが仕方がない、次のリサーチ対象にリオネルを漕ぎだす。

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JR南流山駅から徒歩5分ほどの旧い3階建マンションの1階「レストラン アップル」に到着、PM1:10さっそく入店する。入って正面にキッチンが見え左側に4人掛けテーブルが3卓、右側が座敷になっており4人掛けちゃぶ台が4卓。テーブル席は全て満席だったがちょうど会計を済ませた家族連れと入れ替わりでテーブル席に着席。結構繁盛しているようだ。客層も大学生3人連れ、70歳代の女性2人連れ、幼稚園前の子供3人を連れた5人家族、渋い感じの60歳代のオヤジ1名とバラエティーに富んでおり地元に根付いたレストランであることがうかがえる。

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「ハンバーグ定食 880円」をオーダー、15分ほどの待ち時間でテーブルに到着。おかずは全てワンプレートに盛られており食欲が掻き立てられるビジュアル、メインのハンバーグはドミグラスソースと生クリームを身にまとい中央に鎮座しており両脇をフライドエッグとスパゲティーが固める、スパゲティーの背後には大根の煮つけとニンジンのグラッセが控えており、全体を野菜サラダが支えている構造。そこに大根の一夜漬けとご飯と味噌汁(具は大根と油揚げ、ネギの小口切り)が配置されこれこそ正しい「ハンバーグ定食」だ。ハンバーグやドミグラスソースはびっくりするほど美味しい訳ではないが、想定どおりの味わいでありひとつひとつの料理が手作りであることがわかる美味しさ。ボリュームも申し分なく食後には頼んでいないのに緑茶が供されました、この気が効く対応が満足感を更に高める。純粋な洋食店ではないが良い店だ、私的ポタリング飯処の洋食部門に登録決定。

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本日の晩酌は「カキのベーコン巻ソテー」を良く冷えた白ワインで飲る、調味料は一切使わずベーコンの塩気だけで申し分なく旨い。この時期はできるだけカキをチョイスするようにしている。生カキをキュウリと一緒に酢醤油も良いが、ちょっと火を入れたカキは甘みとコクが増し、舌に残った旨味を辛口の白ワインでサッパリと洗い流すのは堪えられない。この時期ならではの楽しみ。

おしまい