平山 夢明 - ダイナー

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『ダイナー』 平山 夢明
発売日:2009年10月
発売:ポプラ社
定価:1,575円(税込)

ひょんなことから、プロの殺し屋が集う会員制ダイナーでウェイトレスをする羽目になったオオバカナコ。そこを訪れる客は、みな心に深いトラウマを抱えていた。一筋縄ではいかない凶暴な客ばかりを相手に、カナコは生き延びることができるのか?

『独白するユニバーサル横メルカトル』以来の平山夢明さん、言わずと知れたグロ系スプラッター小説の旗手です。ほぼ6ヶ月ぶりに再開する「読書感想文」コーナーにこの作家を選ぶあたり、さすがだ俺は。
『独白する・・・』はグロテスクでありながら文学の匂いを感じさせる不思議な短編集であったが、本作はエンタテインメントに徹した冒険小説。でも内容は相変わらず生爪を剥いだり、鼻からアイスピックをツッコミ眼球の裏側を刺したりする訳だがエンディングはハッピーエンドというほのぼのグロ系スプラッターなのであった。このブログ記事に触発され平山夢明さんを読むことにした方は自己責任でお願いします。

おしまい